世界のプロレス探検隊

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GCW Josh Barnett's Bloodsport X Review "WWE vs TNA/GCW" シェイナ・ベイズラー対マーシャ・スラモヴィッチ/激熱! アストロノーツ対決他

GCW Josh Barnett's Bloodsport X 4/4/2024

 

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ニック・ネメス対”スピードボール”マイク・ベイリー

 


 元WWEスーパースターは、簡単にBloodsportに対応。アマレスのテクニックを駆使していたが、目を引いたのは、そのキレ。単なるテイクダウンもニックが行えば、そのキレで他を寄せ付けないものとなる。短い試合なので、深めるところまでいかなかったが、ニック・ネメス×Bloodsportの面白さを垣間見ることは出来ていた。

 平均レベル。
評価:***

 

チャーリー・デンプシー対マット・マコウスキ

 


 アンソニー・ヘンリーの欠場により、カードがシャッフル。元々AKIRAと対戦予定だったマコウスキに当てがわれたのは、何とWWE NXTより参戦となるチャーリー・デンプシー!
 この2人、今渦中の人となっているドリュー・グラックと同じユニットで活動しているデンプシーとChikara時代にグラックのもとでトレーニングを行っているマコウスキという関係性もある。
 NQCC vs Bellatorという形で、ランカシャースタイルの鋭く激しいレスリングで圧倒するデンプシーに対し、MMAスタイルでデンプシーを追い込む展開も作るマコウスキ。デンプシー優位の展開も多いが、マコウスキの対応力があるからこそデンプシーの良さが引き出されている。デンプシーのショーケースには違いないが、マコウスキが攻守に渡り存在感を示した試合にもなりました。

 中々良い試合。
評価:***1/2

 

野村卓矢対阿部史典

 


 アストロノーツのパートナー対決は、期待通りのバチバチスタイル。これまでがグラウンドメインの試合が多かっただけに、鋭い打撃で見せ場を作る両者が映える環境でもある。Bloodsportにスタイルを合わせるのではなく、普段からこのスタイルで活躍しているからこそ、普段通りにやれば、他にはない鋭さ、激しさで魅了出来る。

 その強みを如何なく発揮していました。注目度の高い大会の中で、一番の歓声を巻き起こしたのはこの試合でした。今大会のベストマッチ。

 好勝負に届かない良試合。
評価:***3/4

 

シェイナ・ベイズラー(w/ゾーイ・スターク)対マーシャ・スラモヴィッチ(w/ジョーディン・グレイス)

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 WWE vs TNAであり、ホームGCWのレギュラーメンバーであるマーシャと大会オーガナイザー、ジョシュ・バーネットの愛弟子シェイナの奇跡の対決。元UFCでもあるシェイナは勿論のこと、マーシャもシュートスタイルは大得意。打撃やサブミッションの攻防を全編通して繰り広げていく。
 MMA版4フォースウーメンのマリーナ・シャフィールとはライバルであり仲間でもあるマーシャだけに、存在は知られているはず。シェイナが強さ上手さを印象付ける試合ではあるものの、マーシャにかなりの見せ場が割かれていたのも印象的。WWEスーパースターに対して立てまくる形ではなく、両者を尊重しつつ切磋琢磨していく。極端な形ではなく、自然な形で試合が作られていた。

 セコンドとして登場したゾーイ・スターク、ジョーディン・グレイスも含めて、何か次があるのではと期待してしまうのも良いポイントでした。組まれた以上に内容にも意味がある様に描いたのも見事でした。

 中々良い試合。
評価:***1/2

全体評価:8