WWE Royal Rumble 2024 1/27/2024
ウィメンズ・ロイヤル・ランブルマッチ
Pedal to the Metal is RIGHT! @JordynneGrace takes out @TheTrinity_Fatu with a Dive! #HardToKill pic.twitter.com/bRbhFT6ist
— TNA Wrestling (@ThisIsTNA) 2024年1月14日
A boundary breaking rivalry. #TNAiMPACT #RoyalRumble pic.twitter.com/D4LMeXs5kV
— TNA Wrestling (@ThisIsTNA) 2024年1月28日
現役縛りという挑戦的な形のため、中盤まではTNA組のナオミ&ジョーディン以外はお世辞にも良いとは言えないクオリティ。
ついこの間までTNAで戦ったり組んでいたナオミ&ジョーディンの共演というサプライズ。ノックアウツ世界王座のベルトを持参し、現在の入場曲、TNAカラーのギアに身を包んだジョーディンは、特に持ち前の怪力と試合構築力の高さで大貢献。アスリート型という共通項があるアイヴィーとの共演やビアンカによるエプロンへのKODを被弾しての脱落とかなり存在感を放っていた。
中盤は中弛みして、DCのアスカ&カイリも早々に脱落という中だが、1番のスターであるベッキーを投入した辺りから、終盤〜フィニッシュまでのクオリティはさすがの一言。ラクエルが長期欠場中のため、ナイアしか掃除屋がいない状態で、そのナイアが酷い動きばかりで、存在のリアルヒールぶりで何とか持っていたが、デビューとなったジェイド・カーギルの生贄として見事な働きをして貢献。
その後のティファニーの爆発もあり、ランブル戦ではスターパワーと身体能力は正義であることを改めて再認識。待望のビアンカとジェイドのマッチアップは、前振りだけとはいえ期待値の高さを伺える。
クライマックスにおいては、トップスター達の脱落のさせ方は全て完璧。終わりよければすべてよしという良くも悪くもランブル戦らしい試合内容でしたが、終盤は非常に楽しめる内容となっています。
平均的良試合。
評価:***1/4
アンディスピューティドWWEユニバーサル王座戦-フェイタル・4ウェイマッチ
ローマン・レインズ(c)(w/ポール・ヘイマン)対LAナイト対ランディ・オートン対AJスタイルズ
レインズの試合であることと、一旦空気をリセットする意味もあり、時間をゆったり使っていく。それぞれの見せ場を作りながら攻防を繋げていき、要所はレインズがスターパワーで支配。中盤以降は各々の必殺技からカットプレーをメインに。
ここで王者交代は考えにくい中で、じっくりすることで興味を繋ぐ。4人のトップスターの競演、そしてレインズを堪能する為の試合。RKO乱れ打ちにソロ介入、この会場で行ったWMのレインズ対エッジ対ダニエル・ブライアンのオマージュ、あわやと思わせてのフィニッシュとWMに向けた繋ぎの一戦、RRのミッドカードとしては及第点。上手くまとめて盛り上がりは生みました。
まあまあ良い試合。
評価:***1/2
WWE US王座戦
ローガン・ポール(c)対ケビン・オーウェンス
何でそのキャリアでその動きが出来るのかというローガンと何でその身体でその動きが出来るのかというKOの一戦。身体能力系ではなくプロウラータイプのKOが相手ということで新鮮味があるカード。
KOが負傷した右手をキーにしながら、ローガンがヒールプレイと高い身体能力を活かした試合運びで試合を作り、対するKOは余裕を持って適切にフォローしていく形。
試合内容の割には盛り上がりが希薄ではあるものの、屈せず攻防を積み重ね、ローガン側の協力者にセオリー&ウォラーの介入、ブラスナックルとこれまでのローガン絡みの演出を活かし切った絶妙なクライマックスは見事。WMに繋がる熱戦でした。
中々良い試合。
評価:***1/2
メンズ・ロイヤル・ランブルマッチ
構成は女子と一緒。序盤にアンドラーデというサプライズを据えてはいるものの、ウーソズ対決やラシュリー×クロス、LWO絡みにドミニク、ウォラー×カーメロといったここ半年分のストーリー総ざらいというべき試合展開。ライト層は少し置いてけぼりにしてはいるものの、女子よりは全体のレベルが高いので、単なる技打ちであっても形になっている。
この時間も中盤は停滞してしまうも、グンターが出てきた辺りからハードヒッティングによるインパクト、ブレイカーやオモスらも出てきたことで、脱落シーンが増え、試合が動く。レスナーがビンスのスキャンダルの余波を喰らい出場を(おそらく)見合わせられていた中、ブレイカーがドミネイターを担い、マカフィーやトゥルースがコメディリリーフでカバー。
そしてパンクやマッキンという本命、対抗馬を召喚しクライマックスへ。ストーリーを押さえてはいるものの、大きなうねりを生むことはできず。マッキンやグンターらの活躍で一定のクオリティをキープしつつ、最後はトップ2最終決戦。
ハードヒッティングの餌食となったパンクはダメージ色濃く、スタミナ面に不安。何とかスターパワーでごまかし、コーディよりも声援が得られないとわかると、少しヒール調に切り替えて進めていく。話題性、華、そしてその機転はやはりトップスターではある。
コーディ×パンクのマッチアップは、少し長めではあるものの、どちらがヒールターンしない限りは、そうそう対戦出来ないワンナイトオンリーのメガカードだけに、パンクの体力は心配ではあったが、たっぷり時間を取ったのは理解出来る。クオリティも十分合格点は付けられるレベル。
様々な要因から女子ほどのサプライズがなく、優勝候補がそのまま優勝したため、インパクトは少な目だが、その分試合を通しての平均点が高かったのは良い面でした。
中々良い試合。
評価:***1/2
全体評価:7.5+