WWE Crown Jewel 2023 11/4/2023
WWE世界ヘビー級王座戦-
セス・”フリーキン”・ローリンズ(c)対ドリュー・マッキンタイア
今大会のMOTN。マッキンのヒールターンストーリーは続いているが、完全ではないので、ニュートラルな立ち位置で攻防メインの一進一退。
パワー型オールラウンダーのマッキンとオールラウンダーセスという組み合わせの為、様々な方向から盛り上がりを生み出せる攻防の数々。シンプルではあるものの、メインイベンター同士の手に汗握る攻防で魅了。進行途中のストーリーを実力で補助した一戦。
好勝負。
評価:＊＊＊＊
WWE US王座戦
レイ・ミステリオ(c)対ローガン・ポール
バックショット・ラリアットに、雪崩式ムーンサルト・フォールアウェイ・スラムとハングマン・ペイジムーブを使わせるローガン・ポールが、リビングレジェンドレイ相手に対応力の高さを示す一戦。
ハイレベルのことが出来るのがわかってしまっているだけに、並大抵のことでは驚かなくなってしまっているのが良くわかる内容。簡単に風車式バックブリーカーを決めたり、ミスムーブになりかけたレイをカバーしたりと普通なら凄いことなのだが、ローガンに求めるクオリティは上がっている。
フィニッシュはLWO分裂のきっかけになりそうなおとぼけフィニッシュだが、勝つこと自体は順当。王者がパートタイマーばかりになってしまったSDの今後ははたして。
平均的良試合。
評価:＊＊＊1/4
アンディスピューティドWWEユニバーサル王座戦
ローマン・レインズ(c)(w/ポール・ヘイマン)対LAナイト
人気者ナイトはサウジアラビアでも人気をキープ。オーソドックスなファイトスタイルの為、WWEの様な管理プロレスの方が、魅力が出る選手。そこに人気が乗っかることで、メインイベントを担うことに成功。
レインズは、コンディションが良くないのか、モチベーションが足りないのか、WMを待つばかりとローガン・ポール戦の様にオーソドックスなヒールを演じ、お仕事モードになっている為、試合としては余り発展しなかったが、ナイトは躍動し続け、ジミーの介入、実況席破壊、バリケード破壊で体裁を整えフィニッシュ。
ナイトの活躍は好材料だが、レインズのモチベーションを出せる存在の登場を願うばかり。平均的良試合。
評価:＊＊＊1/4
全体評価:7+
