世界のプロレス探検隊

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ICW No Holds Barred Volume Review 2023 ボビー・ベバリー対マット・トレモント/フッドフット対ヴェンデッタ他

ICW No Holds Barred Volume 46 5/27/2023

iwtv.live

 

ライトチューブス&テラコッタ・タイペイ・デスマッチ
エリック・ライアン対ダニー・デマント

 XPWと天秤にかけながらデスマッチ業界を渡り歩くアティカス・クーガーが登場し、  

 XPWやXPWに鞍替えをしたリングアナラリー・レジェンド、更にDJハイド、ブレットローダーデイル、イアン・ロットンらを引き合いにし、デマントを罵倒する。

 注意を惹かれたデマントの背後から、XPWのTシャツを着用したライアンが襲撃し試合はスタート。ECWにおけるカクタス・ジャックのオマージュ。

 正直これがやりたかっただけの試合は、蛍光灯と植木鉢を使ったデスマッチでテンポ良く攻防を展開させていくが、44OH介入があるだろうと思ったら予想通り。お決まりのチープフィニッシュでした。

 平均より上。
評価:***

 

ボビー・ベバリー対マット・トレモント

 H2Oでも素晴らしい死闘を残しているデスマッチ・マエストロ同士の再戦は、この前の試合の後気味悪さをすぐさま払拭し、己の拳と椅子と蛍光灯のみで極上のデスマッチを作り上げる。シンプルかつストレート。

 しかし、余計な調味料は必要なし。武骨だがその中に長年の経験と類稀なる技術を詰め込んでいる。このカードはやはり外れなし。まさにベストオブザベストというべき好勝負です。
評価:****

全体評価:7+

 

ICW No Holds Barred Volume 49 7/1/2023

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ICWアメリカン・デスマッチ世界王座戦
“フッドフット”モー・アトラス(c)対トミー・ヴェンデッタ(w/ダレン・マッカ―ティー)
 ヴェンデッタの出世カードとなったフッドフット戦が王座戦として改めて実現。Tシャツ着用とはいえ、関係ない程に蛍光灯を打ち合う展開。シンプルながらスピード感と激しさは目を見張るものがある。

 お馴染みのレゴに、火炎ドアやガラスボードでバリエーションを交えて完走。過激度の強さはあるものの、それ以上に相性の良さは感じた一戦でした。

 好勝負に届かない良試合。
評価:***3/4

 

ICW No Holds Barred Volume 50 7/28/2023

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ジョン・ウェイン・マードック対ドクター・リダクテッド

 


 デスマッチ界で最もクレイジーでスーサイドな選手の1人、ドクター・リダクテッド。この日も狂った受けと特攻を繰り出すと、対するマードックが的確な試合構築とセルにより、スポットフェストから試合に昇華させる。

 蛍光灯、ナイフボードに火炎蛍光灯とスポットも一段グレードを上げた上でフィニッシュ。中々にぶっ飛んだ内容で楽しめました。中々良い試合。
評価:***1/2
全体評価:7