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ICW No Holds Barred Vol.33 Review エリック・ライアン対ホームレス・ジミー/ロブ・ブラック追撃へ? メサイア登場

ICW No Holds Barred Volume 33 10/9/2022

iwtv.live


フェイタル・4ウェイ
クルール対カサノヴァ・ヴァレンタイン対サディーカ対ダニー・デマント

 


 怪獣猛獣大戦争。とにかく暴れ回るモンスター4ウェイ。その中でも、痩せても凶悪さは変わらないサディーカが男たちを押し退けて活躍。スポットも破壊力があるものが揃っており、これは生で見たら堪らない内容。

 平均的良試合。
評価:***1/4

 

 

 試合後、ICWのボス、ダニー・デマントをアティカス・クーガーが襲撃。デマントを罵るだけでなく、仇敵GCWのオーナーであるブレット・ローダーデイルに対しても矛先を向けつつ、今月末デマントとの一騎討ちをアピール。

 デマントへの攻撃を続けようとした所に、元XPW、CZWのデスマッチレジェンドの1人メサイアが登場し、アティカスを牽制。デマントの様に自身の指を奪った相手であるロブ・ブラックを糾弾したりはしないが、ある意味メサイアらしく静かに言葉を放つ。果たしてメサイアの復帰はあるのでしょうか。

 

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ショッピング・カート・デスマッチ
エリック・ライアン対ホームレス・ジミー

 


 そしてこちらは元XPW戦士であり、CZW TOD第一回に登場したホームレス・ジミーが登場。狂った時代を生き抜いてきたオールドネームが参戦。当初はジョン・ウェイン・マードックとの一戦だったが、マードックが日本遠征で負傷した為、代役はライアン。ジミーの代名詞であるショッピングカートを徹底的に使用しながら、蛍光灯をサブ凶器として使う展開。

 かつてのレイヴェン対ライノの様にビッグスポットで使われることはあったが、ここまで凶器として徹底的に使用したデスマッチは殆どなく、それをセミリタイア状態のジミー相手に良試合を作るエリック・ライアンのハードワークと腕前が光る一戦。

 ショッピングカートの角に投げられる、思わず痛いと言いたくなるシーンも多数あり、それだけでは地味過ぎるので、蛍光灯も豪快に使い、キャッチーさも保った内容に仕上げた。ライアンの良さが堪能出来る一戦。今大会のベストです。

 中々良い試合。
評価:***1/2

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ICWアメリカン・デスマッチ世界王座戦
ケイシー・カーク(c)対オリン・ヴァイト

 


 新王者ケイシーの初防衛戦は復活したオリンと。ケイシーのタフさを煽りながら、試合構築にも定評があるオリンが上手くコントロール。ケイシーもそのコントロールに乗りながらも、メインイベンターの輝きを発揮。オリンの安定感があってこそとはいえ、難敵相手でも見劣りをしないのがケイシーの魅力。

 平均的良試合。
評価:***1/4

全体評価:7