世界のプロレス探検隊

WWEAEW新日本インディ他、国内外問わずプロレスのマッチレビューを行っています。

GCW Review 2022 H8クラブ対リジェクツ/ラドリック対オリン他

GCW Believe Me 2/19/2022

 

デスマッチ
ザ・リジェクツ(ジョン・ウェイン・マードック&リード・ベントリー)対G-レイヴァー&オリン・ヴァイト
 まずニック・ゲイジが登場。アピールを行ったところで、翌日にタッグ王座戦を戦うリジェクツが登場。その後オリンとレイヴァーも雪崩込みタッグ戦へ。

 コロンが怪我で欠場した為、ウルトラヴァイオレント王座戦が流れたベントリーをマードック対レイヴァーに付けて、オリンを入れた試合は、蛍光灯にガラスボードを使ったデスマッチ。レイヴァー以外の3人は、デマントが登用している選手達。反ワクチンがバレて呼んでもらえなくなったオリンも元気にファイト。

 リジェクツのアピールマッチとはいえ、このメンバーで蛍光灯とガラス乱舞の試合なので、一定のレベルは保証。ICW程リジェクツは使いこなせていないものの、GCWはそれがデフォルトなので仕方なし。中々良い試合。
評価:***1/2

 

デスマッチ
マット・トレモント対”フッドフット”モー・アトラス
 勢いに乗る新鋭フッドフットに箔を付ける試合。どちらも受けや流血量で魅せる選手である為、相性は余り良くないと感じたが、トレモントのコントロールもあり安定したデスマッチに。

 若手相手に寝てあげようという良くも悪くもトレモントの試合なので、飛び抜ける事はないものの、メインイベントの最低ラインは超えることが出来た一戦。ただ過激度か技術かで技術を取って、そこまではまだフッドフットは出来なかったという印象。

 中々良い試合。
評価:***1/2

全体評価:7

 

GCW Don't Tell Me What To Do 2/20/2022
コール・ラドリック対オリン・ヴァイト
 今大会のMOTN。非デスマッチファイターだがトンパチな面を持つラドリックが、オリンと蛍光灯のサポートを受けながら、果敢にデスマッチに取り組んでいく内容。本来ならオリンもその役回りをしている場合ではないが、今回コロンとの王座戦が流れた為仕方なし。ただまだGCWは良く使ってくれている方。

 むしろその様な信用ガタ落ちファンの支持もないオリンのカバーを、ラドリックが担っていたとも取れる。蛍光灯をふんだんに使用し、身体も鮮血に染まる。ウィードワッカーや巨大ラダーも飛び出した乱戦。ラドリックは、埋もれていた中リスクもリターンも大きいデスマッチで台頭出来るか。

 中々良い試合。
評価:***1/2

 

GCW世界タッグ王座戦-デスマッチ
The H8 Club(c)(ニック・ゲイジ&マット・トレモント)対ザ・リジェクツ(ジョン・ウェイン・マードック&リード・ベントリー)
 ニック・ゲイジの状態が悪すぎるのが全て。デスマッチ・キングがデスマッチに支えて貰っていて、デスマッチもゲイジを支えきれていない。心身共にリハビリ中。トレモントも決してタッグ屋ではなく、プッシュしないといけない侵略者のリジェクツが介護する展開は勿体ない。リジェクツクラスだからこそ保っているという見方も出来るけれど、チケットの為とはいえ、安売りされるカードではない。平均的良試合。
評価:***1/4