GCW Thank Me Later 6/17/2023
山下りな対伊藤麻希
SHE HAS OFFICIALLY GONE PIZZA CUTTER CRAZY @maki_itoh @wryyyyna66 #GCWThanks pic.twitter.com/oDzP5VW9W5
— angela (playing bitey) (@PUBERTY_3) June 18, 2023
Damn Rina Yamashita just destroyed Maki Itoh with a chair at #GCWThanks. #wrestling pic.twitter.com/sPoQHHmvHD
— TARO (@loknloll) June 18, 2023
Maki Itoh is a fucking 🌟#GCWThanks pic.twitter.com/5bXCLJgiLG
— Dommy Feds (@Dommyfeds33) June 18, 2023
日本人対決であるが、GCWでしか実現しない可能性が高いカード。少なくても日本ではかなり実現する可能性は低い。日本人対決とは言いつつも、互いのキャラクターを反映させたレスリングで始まり、そこから椅子を導入し、ハードコアに転じていく歴としたアメリカンプロレス。
通常形式でもハードコアでも一線級の山下が、椅子攻撃を軸に伊藤を圧倒。ニック・ゲイジと共に行動し、ピザカッターや蛍光灯攻撃を見舞うシーンも多々あるが、現ウルトラヴァイオレント王者直々にハードコアの手解きを受ける展開。山下の確かな試合運びにより、殆ど山下のワンサイドだったが、面白さは確保されている。
後半は伊藤も反撃し、ピザカッター攻撃にフェイスウォッシュとゲイジ殺法を披露。強さや上手さでは山下の方が秀でていても、キャラクターの威力と場を掌握する力では優っている伊藤の魅力がGCW参戦後、いやUSマット参戦後で1番出ていた試合。
流血はないにしても、顔面への椅子攻撃を複数受け、最後はマシュー・ジャスティスばりのノーガード。絶対に外さない山下の安心感も伊藤の良さを引き出した最大の要因となっていた。団体やマッチメイカーが思っていたよりも遥かに特別な内容となった熱戦。演者のこの試合に賭ける思いやGCWのレギュラーと準レギュラーとして活躍するトップレスラーとしての責任も垣間見えた。
しかるべきタイミングでの再戦やGCW軍としてのタッグ結成などこの2人で描ける未来は沢山ある。可能性に満ちた試合でした。今大会のMOTN。
好勝負に届かない良試合。
評価:***3/4
ニック・ゲイジ対ザック・セイバーJr.
The dreaded piledriver on a chair bridge over a bed of thumbtacks! @thekingnickgage vs. @zacksabrejr #GCWThanks pic.twitter.com/Th4iF0VbLh
— JJ Williams (@JJWilliamsWON) June 18, 2023
Ohhhhh @zacksabrejr !! #GCWThanks pic.twitter.com/hudC6DfmFE
— Bambi (@AnissaBarrr) June 18, 2023
実現したことに意味があるカードと内容。とはいえザックがゲイジにかなり歩み寄り、ドア破壊に画鋲への投げに椅子トラップへのパイルドライバーとピザカッター抜きの凶器攻撃フルコースを被弾するという新鮮さが見所。
ただゲイジがかなり絞ってきており、以前大怪我をする前、モクスリーとの抗争をしていた時くらいのコンディションに戻りつつあるのは収穫。動きがキレており、それだけで試合の質は変わってくる。
ゲイジに相応しい対戦相手がいないのは難点だが、ここまでコンディションを戻したのは賞賛に値する。想像よりは面白かった試合。
平均レベル。
評価:***
全体評価:7