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Impact Wrestling/新日本プロレス Multiverse United: Only The STRONG Survive Review KUSHIDA対リオ・ラッシュ他

Impact Wrestling/NJPW Multiverse United: Only The STRONG Survive 3/30/2023

 

 

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Impact世界タッグ王座戦-フェイタル・4ウェイ
バレット・クラブ(c)(クリス・ベイ&エース・オースチン)対TMDK(シェイン・ヘイスト&バッド・デュード・ティト)対モーター・シティ・マシンガンズ(アレックス・シェリー&クリス・セイビン)対オージー・オープン(カイル・フレッチャー&マーク・デイヴィス)
 豪華メンバーが揃った4コーナーズ・マッチ。スタートはタッチをしながら各々の得意技を放ち、中盤以降はスクランブル的に入り乱れる王道の形。その中でも寸分の狂いのない動きを連発するMCMGの凄さが際立つ。

 他も素晴らしいけれども、一つ一つの動きの鋭さは他を寄せ付けない。実力者4チームによるシンプルな打ち合い。それでもこのメンバーならば確実に満足出来る内容となる。

 中々良い試合。
評価:***1/2

 

KUSHIDA対リオ・ラッシュ

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 ジョシュ・アレキサンダーの欠場により元NXTクルーザー級王者対決が実現。スタイル的には通ずるものはないものの、軽量級という大枠から見ると、両者とも鋭い動きは持ち合わしている実力者同士。

 基本的には、クシダが得意の腕殺しをメインに構築していき、その後リオが得意の独創的かつ鋭い攻撃で反撃していく形。ジュニアの枠で天下を取り、基本的にはもうジュニアには戻らずに無差別級で取り組みたいクシダとジュニアの枠に入っていき、天下を取りたいリオ。

 その違いは少し感じるものの、クシダの腕攻めをメインとする構築に対してもすんなりと受け入れていくリオ。自らのやりたいことに付いてきて欲しいタイプだったリオはどこへやら。新日本の一員として、引く事も積極的に行うのを見ると、本気でレギュラーとして活躍したいことは容易に伝わる。

 この大会なので10分少々だったが、時間をもっと取った上で闘えば、好勝負レベルも夢ではない試合内容。スタイルクラッシュの新鮮さも兼ね揃えていたのは、他にはない面白さでした。

 中々良い試合。
評価:***1/2

 

棚橋弘至対”スピードボール”マイク・ベイリー
 負傷欠場中のウィル・オスプレイの代打で登場となった棚橋。身体を絞っていない棚橋は、動きが重ため。通常なら目立たないが、対戦相手が現在のプロレス業界の中でもトップクラスの動きの良さを誇るベイリーとあっては鈍さが目立ってしまう。

 重みで魅せるスタイルでもないので余計。ベイリーが棚橋を立てながら見所を作り、ラストパスを送るという一流の動きと献身性を見せた試合でした。

 平均的良試合。
評価:***1/4

全体評価:7