世界のプロレス探検隊

WWEAEW新日本インディ他、国内外問わずプロレスのマッチレビューを行っています。

Impact Wrestling Review 2022 マイク・ベイリー対ロッキー・ロメロ/PCO対ドク・ギャローズ他

Impact Wrestling #919 3/17/2022
ジョシュ・アレキサンダー対マット・テイヴェン

youtu.be


 メインストーリーの試合ではないものの、テイヴェンが小気味良い攻撃と試合構築で、ジョシュを支配。敷いたベースラインが見事で、ジョシュもそこに乗っかれば魅力を発揮出来る段階まで到達していた。攻守の切り替えが素早く、最後までスリル感が持続。特番のメインでもおかしくない程のポテンシャルを放っていた。
 好勝負。
評価:****

 

Impact Wrestling #939 8/4/2022
ダービー・シティ・ストリート・ファイト
PCO対ドク・ギャローズ

youtu.be


 ドク・ギャローズが一番活きるのは体躯を最大限に活かせるハードコアマッチ。対するPCOもハードコア戦が一番活きる選手の為、シンプルながらも盛り上がり満点の試合となる。迫力で押し切る事が出来ていて、凶器も惜しみなく使用。立てた椅子にテーブル、最後はクッションを剥いだ板剥き出しのリングで、リング陥没スポットまで披露。

 レインズ対レスナーの後だった為、全く話題になっていなかったのは惜しまれるが、魅力を出し切ったタフマッチでした。中々良い試合。
評価:***1/2

 

Impact Wrestling #940 8/11/2022
Impact Xディビジョン王座戦
“スピードボール”マイク・ベイリー(c)対ロッキー・ロメロ

youtu.be


 ロッキーは実力者とはいえ、常時好勝負を叩き出す訳ではない曲者タイプだが、その曲者も勢い付かせて持ち味をどんどん引き出していくのが今の絶好調マイク・ベイリー。

 共に蹴り使いである共通項を活かした攻防に、ミラームーブや場外ダイブを打ち合う流れと乗って行きやすい試合構築を選んだのも良く、ベイリーの熱量に感化されたロッキーもストレートな熱さで立ち向かっていたのが印象的。

 新日本の渉外担当ではなく、ハバナピットブルのロッキー・ロメロを垣間見る事が出来、それを導いたベイリーは貫禄の働きでした。
 好勝負に届かない良試合。
評価:***3/4

 

Impact Wrestling #941 8/18/2022
フェイタル・4ウェイマッチ
ブラック・タウルス対ラレド・キッド対レイ・ホルス対トレイ・ミゲル

youtu.be


 トップルチャドール達にミゲルを入れたカード。豪華メンバーなら朝飯前ともいえる華麗かつ軽快な攻防の連続。TVマッチサイズの短時間にも飛び切りのアクションを詰め込みました。

 中々良い試合。
評価:***1/2

 

Impact Xディビジョン王座戦
“スピードボール”マイク・ベイリー(c)対クリス・ベイ

youtu.be


 10分未満の試合だが絶好調ベイリーとBCのベイが疾走感たっぷりに躍動。ハイフライムーブも詰め込み、切り返しも安定。シンプルな一進一退だが、Xディビジョンの魅力を伝えるには十分な内容。このカードもPPV級のレベルにある。
 好勝負に届かない良試合。
評価:***3/4


全体評価:7