Impact Wrestling #926 5/5/2022
モンスターズ・ボールマッチ
PCO対ジョナ
まさにモンスター同士のハードコア戦。PCOの得意なタフマッチではあるが、ジョナも上手くそこに乗っかり、各種凶器を使った攻防に場外戦、TLCに画鋲までとモンスターズボールに相応しいハードコアに仕上がっている。PCOの自爆芸に呼応したか、ジョナも場外テーブル葬を受けるなど大ハッスル。この試合でインパクト参戦一旦の終了だが、見事な置き土産を残してくれました。
好勝負に届かない良試合。
評価:***3/4
Impact Wrestling Before The Impact #67 5/26/2022
ラレド・キッド対ブラック・タウルス(w/クレイジー・スティーヴ)
AAAのトップエストレージャ対決は、インパクトの事前番組枠には勿体無いレベルの衝撃を残した。両者共に縦横無尽に動き、そして華麗に飛び、要所ではタウルスの怪力が火を噴く鉄板の展開。最初から最後まで見せ場満載で、10分以内に見所を詰め込んだ。これは勿論PPVクラスの空中戦。AAAのトップの実力を如何なく発揮した。
中々良い試合。
評価:***1/2
Impact Wrestling #929 5/26/2022
アルティメットXマッチ予選
アレックス・シェリー対トレイ・ミゲル
序盤はベースを抑えた入り方だが、尻上がりにペースを上げていく形。シェリーの老獪なテクニックに、ミゲルも付いていき、小気味良い低空ドロップキック等を上手く活用し、攻防を切りながら緩急を付けていき、後半では一進一退の攻防で確実に盛り上げ、序盤の展開を回収。
丁寧な試合運びに狂いのない攻撃とミゲルによるシェリーへのリスペクトが溢れに溢れていた熱戦。尻上がりに試合内容が良くなっていった。シェリーにも見劣りしないミゲルの成長を再認識する一戦でした。好勝負に届かない良試合。
評価:***3/4
Impact Wrestling #931 6/9/2022
Honor No More(エディ・エドワーズ、マイク・ベネット&マット・テイヴェン)対モーター・シティ・マシンガンズ(クリス・セイビン&アレックス・シェリー)&フランキー・カザリアン
様々な団体で多くのベルトを獲得してきた猛者達が集まった6マン。HNM対インパクトオリジナルズの抗争の一環なのだが、豪華メンバーに恥じない内容の濃いトリオ戦を披露。シングルでも高い実力を持つMCMGの2人とOGKのベネット、テイヴェンが躍動。
エドワーズはヒールユニットのリーダーとしてはカリスマ性に欠ける部分はあるものの、実力自体は申し分ないので、試合に入れると上手く潤滑油になる存在。AEWからのゲストであるカザリアンも、長年戦ってきたメンバーとのトリオ結成とあり、違和感なく試合とストーリーに入っている。
派手さは特筆すべき点ではないものの、試合構築の堅実さ、ギアを入れた時の疾走感、連携力とどれを取ってもハイレベル。フィニッシュこそTV用にチープフィニッシュとはいえ、尻上がりに良化していく試合内容。前哨戦にしては出来過ぎな熱戦模様でした。好勝負に届かない良試合。
評価:***3/4
Impact Wrestling #932 6/16/2022
トレイ・ミゲル対”スピードボール”マイク・ベイリー
What a Rascal! @TheTreyMiguel #IMPACTonAXSTV pic.twitter.com/tgqL7XPDcQ
— IMPACT (@IMPACTWRESTLING) 2022年6月17日
スラミバーサリーを控えた前哨戦とはいえ、絶好調の2人に10分超えの試合時間を与えれば、全速力のスピードとキレで圧倒させる熱戦を作り出してくれる。Xディビジョンらしい華麗な攻防もあれば、ベイリーのハードヒットに感化されたミゲルが気迫たっぷりに打撃を打ち返す展開もアクセントとして効いている。
最後こそ配慮を込めた丸め込みだったが、それまでの内容で十分元が取れるPPV級の激戦でした。好勝負に届かない良試合。
評価:***3/4