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C4 & Glory Pro Review 2022 "渦中の再会" エディ・キングストン対ステュ・グレイソン

C*4 Wrestling Fighting Back 11: Wrestling With Cancer 8/19/2022

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エディ・キングストン対ステュ・グレイソン

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 サミー・ゲバラの言動に腹を立てたか、いくらサミーが問題児かつ人をイラつかせる能力に長けているとはいえ、巨大団体で年下、元王者で団体の期待の星の一人、そして団体で幅を利かせる大物の息のかかった子分に対し、鉄拳制裁と中々の事を起こしてしまい謹慎処分を喰らってしまったキングストン。謹慎中のインディ行脚の最中で相対するのは、AEWから離脱したステュ。AEW関係者対決兼元Chikaraの側面が大きいカードだったが、この謹慎騒動で大きく状況が変わってしまった。

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 ただこの試合はシンプル。ホームマットで再起を図るステュが、シングルレスラーとしてのポテンシャルを発揮し、キングストンを極限まで追い込む形。キングストンは、ハードなチョップを軸にしながら一歩引いた立ち位置で、ステュの猛攻を受け続ける。謹慎騒動がなくともキングストンならこの様な構築をしたに違いないが、ある意味この時点で処方箋が必要なのはキングストンの方なのに、ステュにスポットライトを与え続けたことに対し感動。

 ステュも豪快なハイフライングを軸に、AEWで見せられなかった実力を披露。シングルレスラーとしても素晴らしい事は、ファンなら知っているので、本人が良ければインパクトのXディビジョン戦線でお待ちしています。その価値はある。カナダのスターをインパクトがほっておく訳はない。

 

 ステュの猛攻を凌いだキングストンは、必殺技フルコースに特別にペイントが施されたドアへのスープレックスで倍返し。大変な時期を送るキングストン。彼が繊細な事はファンなら誰しも知っているが、その中でコンディションをキープし、最高の仕事を遂行した所に、AEWで大スターとなったキングストンは過去とは違う事を知らしめる事が出来た。

 この時期にこのカードという運命だけでなく、試合内容でもエモーショナルなものを作り上げた事に賛辞を送りたい。AEWファンならばこの試合は必見。エディ・キングストンとステュ・グレイソン此処に在りという一戦でした。

 好勝負。
評価:****

 


全体評価:7

 

Glory Pro Wrestling Massive Aggression 5/22/2022
エディ・キングストン対デイビー・リチャーズ

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 紆余曲折ありながらも結果的に息長く活躍しているベテランハードヒッター対決。AEW所属のキングストンの格を守りながらも、ハードなチョップとキックで試合を作れるので、余計な小細工は必要なし。年数を重ね丸くなっているので、不要な棘もなく、良い部分のみを抽出出来ている。キングストンが負ける事は殆どない流れの中、デイビーがギリギリまで追い詰める事で盛り上げました。

 中々良い試合。
評価:***1/2