世界のプロレス探検隊

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No Peace Underground Samsara Review Best Bros対ジョーイ・ジャネラ&ジェイミー・セネガル他

No Peace Underground Samsara 1/28/2023

 

www.fite.tv


JJアリン対アレックス・オーシャン

 

 JJアリン名義での再戦となったJJエスコバー。P.O.Rを率いてバックヤードレスリングの帝王としてデスマッチシーンに殴り込みをかけたものの、火気厳禁の会場で股間ファイアー芸をやってしまい、会場が使えなくしてしまったことから、各団体に呼ばれなくなった。

 また、コロナ禍が過ぎ去り、ノーリングデスマッチブームも下火と一頃の勢いは消えてしまったJJと、ICW NHBのエリック・ライアンとの一戦で、一躍シンデレラボーイとなったものの、その後が続かず、フロリダのローカル・インディに呼ばれている位になってしまったオーシャン。

 2020年ならばトップカードになり得た試合である。やっていることはこの試合も変わらない。破茶滅茶なスポット連発で変わらずインパクトこそ生み出すものの、全く話題にすらならないのは、勢いと支持率が低下していることが全てという内容でした。
評価:**3/4

youtu.be

 

 

ベスト・ブロズ(バリヤン・アッキ&駿河メイ)対ジョーイ・ジャネラ&ジェイミー・セネガル

 NPUとは対極にいる存在Best Brosが何故か登場。本当に良く受けたと驚愕。少なくてもJJエスコバーの後に出すべき人じゃないのは、間違いなく言える異次元の人選。蛍光灯やガラスの破片が残っているリングでは戦わず、会場全域を使ったエニウェア戦の様相に。

 ハードコアなイメージはないものの、日本で最もノーリングマッチを行っている団体ガトームーブ/チョコプロ のエースだけあり、場外戦にも難なく対応。そもそもオファーを受ける人が少ないだろうが、日本人でノーリングマッチにここまで対応出来る人は少ないでしょう。そして対戦相手がデスマッチ、ハードコア、そして日本マットにも精通するジョーイだけあって、ハチャメチャさは維持しつつ、Best Brosにも配慮した試合展開を選んでいて、的確な仕事ぶり。

 ソファーへの投げ、壁破壊もなんのそのの武者返し、超滞空式ブレーンバスターとハチャメチャな攻防が続き、クライマックスではドア破壊でハードコア度を上げる仕掛けも見事。市ヶ谷でジョーイを見てみたくなる試合内容となりました。

 中々良い試合。
評価:***1/2

 

ソーヤー・レック、シュラック&パロウ対44,OH!(アティカス・クーガー、エリック・ライアン&ボビー・ベバリー)
 GCW、XPW、CIrcle6の人気メンバーが大集合というのが今のNPU。XPWのデスマッチ王者であるシュラックを観られるのは今やこことXPWのみになりつつある貴重な状況。

 試合は、予想通りNPU定番の無秩序多人数デスマッチ。ひたすら凶器を打ち込む乱戦。Best Brosの試合をデスマッチしかもよりアングラ度の高いメンバーの試合と内容で挟む、これぞカオス。
 試合後には、ジェームズ・ファザー・ミッチェル率いるThe Hallowed(スー・ヤン、オーティス・クーガー&ロード・クルー)がパロウを襲撃。
 平均的良試合。
評価:***1/4

 

全体評価:7