世界のプロレス探検隊

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WWE WrestleMania Backlash 2022 Review コーディ対セス/ブラッドライン対マッキンタイア&RK-Bro他

WWE WrestleMania Backlash 2022 5/8/2022

 

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コーディ・ローズ対セス・”フリーキン”・ローリンズ
 戻ってきた黒船がWWEの重鎮と化しつつあるセスにスタートはなんぞやを叩き付ける抗争第二戦。攻防メインなのはWMと同じ構成。上滑りし続けながらも何とかスター性を捻り出そうとするセスに、元々の血統と築き上げたスター性や独創的な攻撃を武器に、コーディがトップスターである事を示すかの様な内容。

 攻防の量・質は実力者対決とあって保証されており、WMに比べると更に手も合ってきた印象。次のセル戦が楽しみである。好勝負に届かない良試合。
評価:***3/4

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ダミアン・プリーストはリングサイド立ち入り禁止
AJスタイルズ対エッジ

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 エッジの出身ユニットであるミニストリー・オブ・ダークネスにハウス・オブ・ブラックを混ぜた様な新ユニット、ジャッジメント・デイを立ち上げたエッジが、暗黒軍団のリーダーらしいファイトを固める為のストーリー。

 AJなら試運転状態でも補佐は万全だろうとある意味エッジのAJに対する信頼が窺える。AJの腕攻めに対する絶妙なダメージ表現にセンスしか感じない鉄階段受けなど、目立たないがこれぞ天才という対応を見せる。

 スピアーやスタイルズクラッシュまで放つ豪華版に、ベイラーやプリーストの介入、まさかのJD加入となる(プリーストの友達兼ハウス・オブ・ブラックの総帥マラカイ・ブラックと仲良しであり、同じくHoBのメンバーであるバディ・マシューズと交際中の)リア・リプリーの登場、JD介入と次に繋げるプロローグとしては申し分なし。

 フィニッシュに至るスプリングボード式450°が腕を痛めて打てないからコーナーから飛ぼうとして介入されて負けという決着までの道筋も実に美しい形でした。

 中々良い試合。
評価:***1/2

 

 

WWE SmackDown女子王座戦-アイ・クイットマッチ
シャーロット・フレアー(c)対ロンダ・ラウジー
 怪獣同士の再戦は、アイ・クイット戦。対戦を重ねプレミアム感は減ってしまったが、ラフが得意で、サブミッションを必殺技に持つ両者同士とあり、ハードコアファイトも活用出来、サブミッションを巡る攻防をスケールアップ出来るアイ・クイット戦は持ってこい。

 攻対攻なので、互いを活かし合う形にはならないので、過激度をとことん上げる位しか伸びしろはないとはいえ、場外戦や凶器攻撃を上手く活用しながら、フィギュアエイト対アームバーの構図に持ち込み、インパクト十分にまとめたのは流石WWEといったところ。

 結婚式、ハネムーンの為にお休みするシャーロットの欠場ストーリーの織り交ぜ方も見事でした。相手がロンダでこの形ならシャーロットも文句は言わない。

 中々良い試合。
評価:***1/2

 

ザ・ブラッドライン(ローマン・レインズ、ジミー&ジェイ・ウーソ)(w/ポール・ヘイマン)対ドリュー・マッキンタイア&RK-Bro(リドル&ランディ・オートン)

 ハウスショーを豪華にした、まさにプレミアムライブイベントという名の通りのメインイベント。レインズ×マッキンタイア、RK-Bro×ウーソズ、ストーリー通りの組み合わせで遺恨を煽りつつ、序盤はローンバトルと控えへの攻撃、中盤以降は個々の対決を取り入れ、終盤は全員入り乱れ、必殺技乱舞に実況席破壊と教科書通りの熱戦でした。 

 好勝負に届かない良試合。
評価:***3/4

 

全体評価:8