WWE Monday Night RAW #1567 6/5/2023
ケビン・オーウェンス(w/サミ・ゼイン)対グンター(w/ルドヴィグ・カイザー&ジオヴァンニ・ヴィンチ)
元PWG世界王者2人によるハードヒッティングマッチ。ハードヒッティングが得意な領域であるグンターに対し、ラフは滅法強くてもハードコアに向かうことが多いKOが、ハードヒッティングに真っ向から挑む展開。グンターの方が攻め込むシーンが多くなり、グンターの強さを示しつつ、自らの価値も落とさない。両者の巧さが全開に表れている。RAWレベルでは勿体無い位なドリームマッチ。
フィニッシュこそチープフィニッシュだが、格を守るにはこうするしかないので問題なし。グンターの猛打に苦戦するも、勢いに乗ればグンターを圧倒するKOの貫禄も見事。将来PPVのメインカードに据えられてもおかしくない程の内容を残しました。
好勝負。
評価:****
WWE世界ヘビー級王座戦
セス・”フリーキン”・ローリンズ(c)対ダミアン・プリースト
ダーティな所はクライマックスのベイラーの介入のみ。それ以外はクリーンに戦ったプリースト。セスも重厚ながら手数も多く、互いにROH上がりという共通点もある両者が安定感のある一進一退の攻防を展開。
将来のフェイスターンからのメインイベンターとしての大プッシュを予感させる起用。ベイラーとの仲間割れの火種も起こりと下半期に向けた準備を着々と。そういうプランを打てるのも、セスが堂々と王者として君臨しているからこそ。毎週に渡り、パートタイマーズとの違いを見せるかの様な活躍を見せています。
好勝負。
評価:****
全体評価:8
WWE Monday Night RAW #1564 5/15/2023
ケビン・オーウェンス&サミ・ゼイン対ジャッジメント・デイ(フィン・ベイラー&ダミアン・プリースト)(w/ドミニク・ミステリオ&リア・リプリー)
今やブラッドラインに匹敵する程の支持を得るヒールユニットJD。それはサミKOに対峙しても変わらずで、将来のタッグ王座戦を予感させる。試合は、JDの的確なタッグワークと連携技が冴え、対するサミKOはスターパワーで盛り返す。
WWEらしいオーソドックスなタッグマッチ。そこにリプリー&ドミニク、彼らが退場になるとポール・ヘイマンが姿を現し、最後はインペリアム。助演も豪華なストーリーの分岐点。PLEでの一戦を行うためのテストとしては合格でしょう。
好勝負に届かない良試合。
評価:***3/4