世界のプロレス探検隊

WWEAEW新日本インディ他、国内外問わずプロレスのマッチレビューを行っています。

AEW Review 2023 オレンジ・キャシディ対スワーブ・ストリックランド/MJF×アダム・コール絶品プロモ

AEW Rampage #97 - Championship Friday 6/2/2023
AAAメガ王座戦-トリプル・スレットマッチ
イホ・デル・ヴィキンゴ(c)対ドラリスティコ(w/ホセ・ジ・アシスタント)対コマンデル

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 ヴィキンゴとコマンデルのビッグダイブが見所だが、その間をルードとして取り持ちながら、この2人に負けない輝きを放つドラリスティコの魅力が印象に残る試合。コンパクトサイズではあるものの、要所での爆発力は相変わらず圧巻の一言です。

 中々良い試合。
評価:***1/2

 

AEW Dynamite #192 6/7/2023
AEWインターナショナル王座戦
オレンジ・キャシディ(c)対スワーブ・ストリックランド(w/プリンス・ナナ)

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 ロープワークと視殺戦のみで空間を支配してしまう魔法使い2人の対決。クオリティを上げようと思ったらいくらでも上げられる。それよりも各々のキャラクターやレスラーとしての力を100%活かしたオンリーワンの試合を目指す。

 毎週毎週王座戦を行い、癖の強いキャラクターが飽きられそうになっても、コミカルとシリアスの配分を自在に調節し、どの様なタイプの相手の良さも引き出し、その上で相手に飲み込まれることはない確固たる存在として君臨するオレンジと、こちらもどの様なタイプの相手試合でも華麗に乗りこなし、唯一無二の華も持ち合わせるスーパースター・スワーブ。この試合でも両者の魅力が大爆発。

 お馴染みの攻防にプラス1、2を織り交ぜていくアイデア力。アイデアのみで終わらせない実行出来る確かなスキル。インディらしい独創性とTVプロレスのまとまりも兼ね揃えていて、何度でも何分でも観ていられる心地良い時間が流れていた好勝負。

 キースとの抗争の決着が付いていないスワーブとForbidden Doorが待ち構えているオレンジだが、抗争継続もしくは時間をおいての再戦は期待したい。無限の可能性に持ち溢れている。
評価:****

 

MJFとアダム・コールのスキット。CZW道場からデビューし、CZW世界ジュニアヘビー級王者戴冠からあっという間にROH、PWG、WWE NXTと世界を制覇するまでに至ったアダム・コールと、元CZW世界ヘビー級王者に輝き、CZWでブレイクした後AEWで天下を取ったMJF。それぞれの道のりを実話とダートシートとユーモアを交えて言い合う見事なマイク合戦。MJFは、”HBK”ショーン・マイケルズ、ビンス・マクマホン、キース・リーのマネージャー役を断ってAEWに移ったと実名をポンポン出すMJFと、リスペクトからか固有名詞は一切出さないコールの対比が面白い。このスキットだけでこの放送は観る価値がありました。

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全体評価:7.5