AEW Collision #7 7/29/2023
ラダー・マッチ・フォー・アンドラーデズ・マスク
アンドラーデ・エル・イドロ対バディ・マシューズ(w/ジュリア・ハート)
アンドラーデのマスクを賭けたラダー戦は、ある意味WWE的な肉体破壊系のラダー戦。軽量級の動きが出来るヘビー級のラダー戦なので、ラダー破壊の時の迫力はピカイチ。マシューズが身体を脱臼しかける演出を挟んでもおかしくない程破壊力満載。それ程気合いが入っている証拠。
一方では、手錠やジュリアを絡めてスケールアップも図る。ジュリアの魔女ギミックの神秘性が崩れそうな描き方だったのは惜しかったものの、フィニッシュとしては見栄え良く仕上がっており、熱戦を締め括るに相応しいものではあった。
好勝負に届かない良試合。
評価:***3/4
Rhea Ripley & Buddy Matthews just got engaged!
— WrestlePurists (@WrestlePurists) 2023年8月10日
Congratulations to both! pic.twitter.com/eqU3JaNTEO
AEW世界タッグ王座戦
FTR(c)(ダックス・ハーウッド&キャッシュ・ウィーラー)対Better Than You BAY BAY(MJF&アダム・コール)
MJFとコールのストーリーに組み込まれたタッグ王座戦。アダム・コールはCMパンクが大嫌いなジ・エリートのメンバーではあるものの、WWEでHHH&HBKに寵愛を受け、実績を残しているからかCollisionの門を潜ることは許された。抗争も繰り広げた大好きなMJFもいるので余計。
試合は、MJF &コールが仲良くFTRに立ち向かう形で、完成にFTRはMJF &コールを立てる立ち位置ではあるものの、その上でタッグでは上、実力者である事を示す。WWE的なストーリーとシチュエーションであっても、当然の如く仕事は確実に遂行。
誤爆や決別の匂いは感じさせず、あくまでもこの試合はタッグ王座戦である事を重視。この試合においても、MJFとコールの演技力の高さが堪能出来る。ストーリーの盛り上がりに乗じたクラシカルさが持ち味の熱戦でした。
好勝負に届かない良試合。
評価:***3/4
全体評価:7
AEW Rampage #97 6/16/2023
竹下幸之介(w/ドン・キャリス)対バンディード
ヒールターンを果たした竹下のショーケースではあるものの、バンディードの活躍するターンを与えると、必然的にPWG的な試合内容に近づいていく。
この試合でバンディードが負傷してしまったのは残念ではあるかまだ、高い身体能力を活かした華麗な攻防も多数ありと、ヒールターンしたからといってこの組み合わせの持ち味を消しに行かなかったのは、良い結果をもたらす一番の要因となりました。
好勝負に届かない良試合。
評価:***3/4