世界のプロレス探検隊

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WWE Elimination Chamber 2022 Review ベッキー・リンチ対リタ他 ~S.A.C.R.I.F.I.C.E~

WWE Elimination Chamber 2022 2/19/2022

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WWEユニバーサル王座戦
ローマン・レインズ(c)(w/ポール・ヘイマン)対ゴールドバーグ
 6分間。ゴーバーの衰えたスピアーにしっかりとセルしながら、スピアーやスーパーマンパンチを使わずギロチンチョークで斬って捨てる接待試合。ゴーバーの使い方としては間違ってはいない。これでゴールドバーグは契約が切れる様です。
評価:**3/4

 

WWE RAW女子王座戦
ベッキー・リンチ(c)対リタ
 まさかの今大会のMOTN。全盛期から程遠いレベルだが、受け身は取れるレベルに仕上げてきたリタ。ベッキーの手厚いサポートもあり観れるレベルの試合になっているので、成功といっても良いでしょう。トリッシュムーブや新技のスナップメア・ドライバーを見せ特別感をアピールすれば、ベッキーも自爆だったが珍しいムーンサルトを披露と今のリタ相手においてはベストな仕事で対応。見事なレジェンドマッチ。

 平均的良試合。
評価:***1/4

 

WWE王座戦-エリミネーション・チェンバーマッチ
ボビー・ラシュリー(c)対ブロック・レスナー対AJスタイルズ対リドル対オースチン・セオリー対セス・”フリーキン”・ローリンズ
 ラシュリーが、セスによる待機ポッド貫通バックル・ボムの巻き添えを喰らい、脳震盪ということで戦闘不能に。これがワークなのか、リアルの怪我なのかはこれから判明することだが、そのアクシデントを何とか埋めようと実力者達の豪華な競演が続くが、裏を返せばレスナーを待つかの様な攻防の数々、そしてレスナー登場後は2003EC戦ゴーバー大暴れ界の様なクリーンハウスで瞬殺祭り。

 セス、リドル、AJが人形同然。ヤングライオン以下の扱いに落ち、少しだけプッシュ中のセオリーが奮闘も、結局はポッド上からのF5を受ける為。ラシュリーがいようがいまいが大きな変化はなかったのかもしれない。

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 2003ECの時は、ゴーバーが技を受けていた点、HHHとのストーリーも効いていた事、ゴーバーが出てきたばかりで新鮮味はあり、ゴーバー自身もまだキレがあったから何とかなったが、今回レスナーは技を受けるのもほぼなし、10年以上同じことを見せているマンネリ状態なので、カバー出来るものもなくどうしようもない。

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 そういえば今年のレッスルマニアのテーマ曲は、ザ・ウィーケンドの『Sacrifice』。自虐が強すぎる。皆、レインズとレスナーの生贄に過ぎない。これから来るかもしれないコーディも同じ。でもそれでこそWWEなので、良し悪しを判断するべきではないのです。
評価:**1/4

 

今大会のMVPは、終始ノリが良かった観客。

そして今大会のテーマは、Masked Wolf『Astronaut In The Ocean』。

オーストラリア出身の新星ラッパーによる2020年リリース、2020-2021にかけて大ヒットした曲ですが、正直今これ?という懐メロではあります。

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