東京女子プロレス Positive Chain '22 2/11/2022
鈴芽対荒井優希
荒井が先輩超えした試合。表情作りの素晴らしさはデビュー時から継続しているが、技のバリエーションも増え、トップ戦線への道を模索中。体格差が使える鈴芽が相手なので、投げ技も多く放ち、良いアピールマッチとなった。鈴芽は、シングルになると体格のハンデがどうしても現れてしまうものの、機動力を活かした攻撃は安定したクオリティを持っている。平均的良試合。
評価:***1/4
NEO美威獅鬼軍(沙希様&メイ・サン=ミッシェル)対らく&原宿ぽむ
らくの子守唄殺法が炸裂する流れを入れたとしても、存在の凛々しさが失われないのは、美軍だからこそ。らくぽむコンビもコミカルな面は出しながらも、シリアスパートでも少しずつ勝負出来ているので、ダレずに上手く締めることが出来た。平均より上。
評価:***
第2回“ふたりはプリンセス”Max Heartトーナメント決勝戦
白昼夢(辰巳リカ&渡辺未詩)対爆れつシスターズ(天満のどか&愛野ユキ)
20分間緩急はつけるけれども、基本的には休まず動き続ける運動量という意味では最高クラスのタッグ。これぞ東女印。アクセントとしては、渡辺のパワームーブが際立っており、古参である天満対辰巳のマッチアップが多かったのは、天満が引退を控えているからで、嬉しい演出。
トップファイターとして歩んでいかなければいけない愛野も、周りを立てながら自らの持ち味も要所で発揮しており、飛び抜けた試合ではないものの、全編通してクオリティが落ちるシーンがない良試合でした。中々良い試合。
評価:***1/2
全体評価:7