世界のプロレス探検隊

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Wrestling REVOLVER Another Friday Review アレックス・コロン対アティカス・クーガー他 ~反GCW×オハイオ×山盛り竹串デスマッチ×

Wrestling REVOLVER Another Friday 5/17/2024

youtu.be


“スピードボール"マイク・ベイリー対マイロン・リード
 オープニングらしい演舞的な攻防を多く含んだ華やかな攻防の数々が見所。ハイフライヤーのマイロンに合わせてベイリーも華やかさメインに調整。ベイリーが素晴らしいのは言うまでもないが、マイロンも元々実力者なのに他のラスカルズの面々と比べるとかなり不遇だっただけで、これくらいの良い試合は余裕で作れる選手。各団体のプッシュに応えることが出来始めているので、もっと上のステージで見る事になるでしょう。中々良い試合。
評価:***1/2

 

トリプル・スレットマッチ
マンス・ワーナー対1コールド・マンダース対マシュー・ジャスティス
 GCWと同じくマンサーがマンダースを裏切った事に端を発した3ウェイ。

 最初はジャスティスとマンダースがマンサーを制裁していく流れだが、レフェリーを盾にすることで隙を生み出したマンサーが反撃してからは、椅子やドアが乱れ飛ぶタフマッチに。フィニッシュはノーコンテストだが、それを吹き飛ばすほどの攻防の強度。骨が軋む様な凶悪な攻撃の数々は、SGCの面々にしか出来ない代物。

 この3人のクレイジーさは安心安定。GCWにはいないジャスティスがいたことも新鮮さを与える意味では非常に大きかった。
 中々良い試合。
評価:***1/2

 

スキュワーズ&ステープルズ・デスマッチ

アレックス・コロン対アティカス・クーガー

mdk2727.hatenablog.com

 新旧オハイオデスマッチトップスター対決。コロンがTOS3連覇を果たした『Tournament of Survival 666』の決勝戦などGCWでも凌ぎを削った両者が、ICW NHBでの再会を経て、コロンのホームREVOLVERで激突。
 フィニッシュこそREDとアルファ・シグマ・シグマの軍団抗争を煽るための要素が強いものの、蛍光灯やガラスはおろか、画鋲や有刺鉄線ですら使わず、お題であるステープラーと竹串で試合を作り切ってしまう硬派な内容。

 だが、主に竹串を巡る攻防でデスマッチらしいエグさを打ち出し、ロープに据え付けた竹串付ロープへの投げを多く決める事で、インパクトを生み出している。飛べて機動力があり、通常技の攻防も出来る選手2人ということもあり、繋ぎに一切困らないのも大きい。

 加えてアティカスの唯一無二の華は、REVOLVERでも炸裂。GCWから消えてCircle 6に到達したものの、XPWに流れて終わったかと思いきや、RSPを筆頭にオハイオの諸先輩達の助けを借りながらインディにおけるメインストリームに復活。個人的にはレイヴェンに近いものを感じており、上手く噛み合えばTNA辺りには到達出来るのではと思っている。

 RSPとの再会も果たしつつ、自らの実力を示したアティカス。コロンも当然だが、他のデスマッチファイターとは一線を画す試合構築の上手さを誇示した技巧派デスマッチでした。
 中々良い試合。
評価:***1/2

 

全体評価:7