世界のプロレス探検隊

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Circle 6 Review 2022 "WWEリリース後初試合" アティカス・クーガー対ザカリ―・ウェンツ(ナッシュ・カーター)他

Circle 6 & No Peace Underground It’s Not What You Think 5/21/2022

 

titlematchnetwork.com


NPU王座戦
アティカス・クーガー(c)対ザカリ-・ウェンツ

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 衝撃が走ったキンバー・リーへのDV疑惑&ティーンの時のヒトラーモノマネ画像流出により、WWEをNXTのタッグ王座を保持したまま解雇されてしまったMSKのナッシュ・カーターことザカリー・ウェンツ。妻キンバーによる夫ウェンツへの糾弾は続いていたが、相方であり親友のウェス・リー(元デズモンド・エグゼイヴィアー)の妻がこの解決の為にわざわざTwitterのアカウントを作成し、キンバーに戦いを挑み、口論となっていた出来事もあり、結局事態は小康状態。

 

 キンバー自身はインパクトレスリング所属である事をアピールしているが、実質干されており、インディシーンからも殆ど名前は消えてしまった状態。ちなみに元カレだったJTダンと別れた時も余り良くない別れ方で、その時もJTダンは干されかけていた記憶はうっすら残っている。(相方クリス・ヒーローのWWE復帰や相方デヴィッド・スターの大ブレイクもあったが。)

 そして今回オハイオの大先輩であるRSPらが作り上げているプロモーションであるCircle 6で再起戦を果たした。ちなみにもう一つのオハイオの大先輩であり、ウェンツやラスカルズを可愛がっていたサミのWRに関しては、インパクトとの絡みもあり呼びづらいのはあるかもしれない。そういう意味でもRSPが呼んだのは理想的なカムバック。
そして対戦相手のアティカスは、ウェンツがWWEへ旅立つ前から、ちょうど入れ違いで頭角を表したオハイオの後輩であり、新世代の筆頭。

 さて、試合に移るが、この試合の焦点はウェンツがハードコアやデスマッチに挑むかどうか。結局は竹串攻撃すら被弾しない程に、デスマッチ度0のレスリングマッチ。ウェンツ自体は、ハードコアも得意で、デスマッチもアレックス・コロン相手に素晴らしい好勝負を築いた経験もあるが、この試合では凶器も一切なし。

 

 アティカスがウェンツに配慮した形となったが、アティカスも軽快な攻撃を見せ、機動力を活かした試合運びで応戦。ウェンツもブランクは感じず。空中戦が多く楽しめる展開で、攻防の量・質共に一定のレベルにあり、メインを締めるには十分な内容であった。

 辛辣な試合になるかもしれないという予想は完全に外れたが、アティカスが通常形式でもやれる、それを汲んだウェンツもハードワークを怠らず、メインを務め上げる事が出来た。平均的良試合。
評価:***1/4

 

 

Circle 6 Terrible Lie 4/30/2022
アティカス・クーガー対トレイシー・ウィリアムス
 アティカスが地元オハイオで大歓声を受け、トレイシーと普通のレスリングマッチを行う超レアな試合。特筆すべきところはないが、トレイシーなので外すことはなく、後はアティカスのカリスマ性で何とかまとめた格好。平均レベル。
評価:***

 

リッキー・シェイン・ペイジ(w/エディ・オンリー)対キラー・クロス(w/スカーレット・ボルドー)

 オンリーとスカーレットのキャットファイト的乱闘に、ドア破壊や画鋲葬と元WWEのスターであるクロスを44,OH!の親分であるRSPがエクストリーム接待プレー。デスマッチは引退しているが、ハードコアは継続中のRSP。その道の達人なので、クロスも楽しくハードコアファイトが出来ていた。ゲストマッチとしては悪くない内容。平均レベル。
評価:***