WXW Drive Of Champions 2024 6/1/2024
ジェフ・コブ対マイク・D・ベッキオ
ベルギーのバティスタことマイクDが、コブばりに飛べる巨漢であることをアピールするも、余裕を持ってコブが制していく構図。安易に飛びまくることでルックスの良さを損なってしまうものの、インディだと間を埋めなければいけないので仕方がない。上のステージに行けば修正されるはず。試合としては、マイクDの素養とコブの強さを示した試合としては十分でしょう。
平均的良試合。
評価:***1/4
WXW統一世界レスリング王座戦-ラスト・マン・スタンディングマッチ
ロバート・ドレイスカ―(c)対ピーター・ティハーニ
全編通して凶器攻撃がメインのハードコアブロウル。そこにラストマン戦らしさを付加するためにテンポはゆったり目に設定されている。
ドレイスカーの体躯、ティハーニの華麗な攻撃とハードコアが余り上手くミックス出来ていなかったものの、地力はある両者なので形にはなる。流血やテーブルスポットが抑え目で、ハードコアにしては渋めだったのも加点出来なかった要因。
のらりくらりと試合を構築するヒール王者ドレイスカーと果敢に挑むライジングスターのティハーニという形は堅実に全うしていて、安定はしている。ただ、スターパワーとストーリーテリングがどうしても弱くなるので、WWEスタイルで挑むのは良いけれども、少し物足りなさは出てしまう。
試合後のサプライズがあるからなのは理解出来るが、もう少しクライマックスの見栄えを良くしても良かった。
まあまあ良い試合。
評価:***1/2
WXW Back To The Roots 2024 1/20/2024
Käfigschlachtマッチ
エーゲル・ブラン対ジョセフ・フェネックJr.
元タッグパートナーによる遺恨精算戦は、凶器込み込み金網戦が舞台。
ハイフライヤーなので金網戦は動きを制限されるので、魅力が全開に出ることは正直難しい。この試合でも例に漏れず。
ただ、マスクを脱いだ元センザ・ボルトことフェネックJr.が獰猛さと華麗さをミックスした攻撃でリードすれば、マスクを引き裂かれながらも持ち前の軽快な攻撃を放つブラン。軽量級の華麗さは軸になるが、遺恨を感じさせる攻防や金網使用も忘れず、真摯にこの試合に取り組んでいるのは好感が持てる。
不足分は凶器攻撃で補完。ドア破壊やこの抗争のキーとなるマスクを巡る攻防、そして金網天辺からのスーパーダイブとやれることはしっかりやり切った一戦で、両者の魅力が出た良試合となっている。
中々良い試合。
評価:***1/2
WXW We Love Wrestling #58 3/10/2024
ボビー・ガンズ対望月ジュニア
望月ジュニアが同じストライカーのガンズに挑んだ一戦。蹴り技含め父親成晃/マサアキの得意技を次々と決めていく形だが、まだ自分の色は見えていない。それでも身体能力の高さは発揮しており、ドラゲーでも活躍出来る潜在能力は秘めている。
ジュニアの攻撃を引き立たせて要所を締めたガンズ。さすがにキャリア差があり、ガンズもチャレンジマッチらしく受け止める形で抑え目。ジュニアの素養が感じられるチャレンジマッチでした。
平均的良試合。
評価:***1/4