AEW Dynamite #243 5/29/2024
AEW世界王座#1コンテンダーズ-Forbidden Doorカジノ・ガントレットマッチ
豪華メンバーを揃えたガントレット戦。既存の因縁を軸に、世界屈指のハイフライヤー、オスプレイ、PAC、ミスティコを揃えた華麗な攻防や、海野、エチセロやリオというゲストも次々と登場するリングは宝石箱状態。
そのリングを上手くまとめるクラウディオの存在感も光りと1試合によくぞここまでのメンバーを揃えたなと驚嘆する試合。
特別な攻防が連発した訳ではないけども、トップレスラー達がオーバーザトップロープではない形で一気に集まって、時間も攻防数も与えられて、見せ場を作り、内容も伴っていれば、流石に好勝負には到達する。
中々出来ない豪華絢爛多人数マッチでした。好勝負。
評価:****
AEW Dynamite #245 6/12/2024
AEW TBS王座戦
メルセデス・モネ(c)対セウシス
リッキー・マルビンのスクールでルチャリブレを学ぶため稽古を積んだモネのルチャのテクニックをCMLL女子部トップの1人セウシスを相手に披露する試合。
セウシスはパワフルな面をアピールし、モネはWWEでは開けていない引き出しを開けて、テクニカルな面を誇示。バッケル戦に向けたアピールとしては申し分ないでしょう。
平均的良試合。
評価:***1/4
AEWインターナショナル王座戦
ウィル・オスプレイ(c)対レイ・フェニックス
PWGやFight Club: Proでも激突しているハイフライヤー界のトップ2人。度重なる怪我やオスプレイのウェイトアップにより、かつての様にずっと動き回り、飛び続ける形ではなく、更にはTVマッチでもある。それでも一つ一つの攻防は、切れ味満点。
演舞的な攻防で惹きつけてから、フェニックスの華麗の攻撃、オスプレイのパワフルな投げ技。カウンターもこのカードだからこその豪快かつ華麗な攻撃を多数用意。一度ギアを入れると他は追随出来ない。
元来の魅力は出来る限りキープしつつ、今の2人でこの環境だから実現が出来る試合内容になっており、両者の成熟度の高さを実感出来る激闘でした。好勝負。
評価:****
全体評価:7
AEW Collision #49 - 1 Year Anniversary 6/15/2024
ノーDQマッチ
サンダー・ロサ対ディオナ・パラッツォ
実力者対決第2ラウンドは試合の殆どが凶器攻撃となるノーDQ。凶器の使い方は実にスムーズ、身体の張り方も躊躇がなく、強度は男子級。ハイライトはテーブルを踏み台に、ゴミ缶を被せたディオナにロサがドロップキックを放ったHoly Shit!なシーン。
結局それを超えるシーンを生み出す前に終わってしまったのは残念。このカードのノーDQならば、好勝負レベルは狙えただけに、続きが見たかった。
平均的良試合。
評価:***1/4
AEW TNT王座 新王者決定ラダーマッチ予選
リー・モリアーティ対ダンテ・マーティン
ダンテの身体能力の高さを軸に、モリアーティの支配もテクニカルかつ力強さもありと短時間ながら見応えのある攻防を連続。ただ試合を作ってダンテを引き立てるだけではなく、存在感を示すところまで出し切ったのは見事でした。
平均的良試合。
評価:***1/4
全体評価:7