AEW Collision #44 5/11/2024
ウィル・オスプレイ対リー・モリアーティ(w/シェイン・テイラー)
モリアーティの腕攻めやトリッキーな攻撃に苦しむオスプレイだが、格上感をキッチリと示しながら、テクニカルな攻撃にも対応。この手の試合は、ザック相手に散々戦ってきているので、全く問題なし。オスプレイの懐の深さを実感出来る良試合。
平均的良試合。
評価:***1/4
ダックス・ハーウッド(w/キャッシュ・ウィーラー)対”ダイナマイト・キッド”トミー・ビリントン
実の甥っ子が襲名"令和の爆弾小僧"ダイナマイト・キッドが初来日!
— 【公式】九州プロレス (@kyushupro_new) 2024年5月7日
初代タイガーマスクの永遠のライバルとして、またブリティッシュ・ブルドックスの一員として世界のプロレスシーンに多大なる影響を与えた"爆弾小僧"ダイナマイト・キッド。そのキッドに同じ道を志す実の甥っ子が存在した。… pic.twitter.com/WB1GOQKSXG
"Dynamite Kid" Tommy Billington makes his #AEW debut against Dax Harwood!
— All Elite Wrestling (@AEW) 2024年5月12日
Watch #AEWCollision LIVE on TBS!#DynamiteKid @Billingtons22 | @DaxFTR pic.twitter.com/giq50dKEWj
ダイナマイト・キッドの甥であるベリントンが登場。契約外ではあるが、かなりの見せ場が与えられ、この次のDynamiteでオカダに挑戦するダックスのショーケースマッチ以上の意味合いが込められている。
ブレットを敬愛しているダックスの巧さはあるものの、非常にキビキビとした動きを見せていたベリントン。ダイナマイト・キッドらしさも感じさせる攻撃も含まれており、将来へのアピールを見事に果たしました。
平均的良試合。
評価:***1/4
AEW TNT王座戦
アダム・コープランド(c)対カイル・オライリー
カナダ人対決ながら開催地バンクーバーが地元のオライリーがホームタウンヒーローとしてより支持を受ける立場。
前半は、少し前のWWEの様で、エッジ時代の様にオーソドックスな攻防がメイン。可もなく不可もなくといったところだが、コープランドが攻勢を強め、オライリーがアンダードッグの立場に収まることにより、オライリーのインディ時代の様なアンダードッグとして観客を惹きつける力が発揮。的確なダメージ表現と反撃時の爆発力は素晴らしく、ROHやPWG時代を思い出させる。
格上の大ベテランコープランドも試合ごとに技のレパートリーを増やしており、インディ要素も強いAEWスタイルのロングマッチに難なく対応出来ている。フェイス対決ではあったが、役割に違いを付けたことで、オーソドックスな試合構成に色が入り、試合を良化させることに成功し、クオリティを落とさず、そのまま走り切りました。
好勝負に届かない良試合。
評価:***3/4
全体評価:7.5
AEW Dynamite #241 5/15/2024
AEW世界王座戦 エリミネーター・マッチ
スワーブ・ストリックランド対ブライアン・ケイジ
モーグル・エンバシーのリーダーであるスワーブを裏切ったケイジが持ち味である怪力を活かした投げ技で痛め付けるも、スワーブもケイジに負けないパワーを見せて反撃。ケイジの実力とそれを軽く蹴散らすスワーブの強さを示し、クリスチャンとの抗争の中継ぎとしては十分な良試合。
中々良い試合。
評価:***1/2
AEWコンチネンタル王座戦
オカダ・カズチカ(c)対ダックス・ハーウッド
オーソドックスな一進一退に、ダックスの気迫が籠った攻撃と得意のシークエンスにニヒルな笑いを見せてヒールらしさを表現するオカダの対照的なスタンスが面白い内容。実力者ダックスが健闘しようともオカダが全く負ける絵が見えない貫禄は相変わらず。
トップオブトップが挑まないとオカダを真の意味で脅かす事はできない。強い強いオカダにチープショットが加わればまさに鬼に金棒です。
好勝負に届かない良試合。
評価:***3/4
AEW Dynamite #242 5/22/2024
マラカイ・ブラック対カイル・オライリー
TVプロレスの枠の中で、キックボクシングやグラップリングの攻防を多く織り交ぜ、互いのバックグラウンドや普段トレーニングしていることを確かめるかのような攻防が続く。観客はかなり置いてけぼりな面はあるものの、玄人好みの試合にはなりました。
平均的良試合。
評価:***1/4