AIW Gauntlet For The Gold 17 5/24/2024
ジョシュア・ビショップ対サム・ホロウェイ
ビッグマン同士のハードコアなしばき合い。シンプルだがビッグマンがやれば迫力で全てをカバーできる。キャリア1年半のホロウェイもビショップ同様身体能力に優れており、荒削りながら団体ではトップレベルの魅力を持っている。
NXTに行っていてもおかしくないサイズであり、それでいてタフマッチが強いのは魅力的。椅子攻撃とテーブル破壊に振り切ってはいるが、ビショップのコントロールもあり、見応えのある一戦でした。
中々良い試合。
評価:***1/2
ジョシュ・プロヒビジョン引退試合
ジョシュ・プロヒビジョン対“M-Dogg 20”マット・クロス
The End of an Era...
— matt cross /// (@MDoggMattCross) 2024年5月23日
After 25 years of scars, miles, & memories, @JoshProhibition has decided to close the chapter of his in-ring career 📚
We celebrate the only way we know how, by revisiting the rivalry that started it all...
MDogg20 vs Josh Prohibition
One. Last. Time. pic.twitter.com/v6JmF9SopG
Drunken Driver on 4 chairs by Josh Prohibition.#AIWGOLD pic.twitter.com/sq2GjAcXAR
— GIFSkullX (@GIFSkullX) 2024年5月25日
00年代前半から活躍し続け、今ではAIWのプロレス・アカデミーではドミニク・ギャリーニと共にヘッド・トレーナーを務めるプロヒビジョンの引退試合は、「Youthanazia」や「Burning River Brigade」として20年以上唯一無二のタッグパートナーとして寄り添ったクロスとの激突。
細く長くになりつつあるが、衰え知らずな曲芸ムーブを繰り出すクロスだが、若い時は畳み掛けているところ、ベテランとなった今では、引退試合の厳かな雰囲気を顧みて、ペースを守る試合構築を行う。ラフを取り入れつつ、丁寧に丁寧に攻防を紡いでいくところにこの試合の特別性が表れており、得意技のシークエンスを経て、バックステージからレスラー達も登場しリングを取り囲む演出で2人を盛り立てる。
プロヒビジョンの必殺技ドランケン・ドライバー、正調バージョン、椅子4脚へのスペシャルバージョンを耐えたクロス。リングを取り囲んだレスラーの介入はあったが、場外テーブルへのスプラッシュや掟破りのドランケン・ドライバーを繰り出すなどこちらも粘り続ける。
レフェリーへの攻撃や必殺技で締めないところの捻くれ感もインディらしさがあり、ハードコア度が高い試合なのはAIWらしさもあり、この引退試合ならば全て許容される。当人達や関係者達の想いが詰まった特別な一戦でした。
好勝負に届かない良試合。
評価:***3/4
全体評価:7