AIW Gangsta Rap Made Me Do It 6/17/2022
スクランブルマッチ
ジャック・エヴァンス対バンディード対マット・クロス対"アンクル"チェイス・バーネット対マイキー・モンゴメリー対デレク・デリンジャー
BALCONY MOONSAULT VIA @JackEvans711 last night @aiwrestling @indiewrestling #AIW #AIWgangsta pic.twitter.com/4cbpl52MOP
— FILTHY (@FilthyTomLawlor) 2022年6月18日
21PLEX into a chair from Bandido! #AIWGangsta pic.twitter.com/YWU7uSCuxO
— I Gif All The Wrestling (@Aregularindyfan) 2022年6月18日
ハイフライヤーだらけのスクランブル。Mドッグ、エヴァンスにバンディードと新旧人気ハイフライヤーの競演に、AIWレギュラー勢も飛び回る。スポットはゲスト勢も担当するが、基本の試合構築はAIWレギュラー勢が担当するも、粗過ぎてボロボロ。
AIW版がばいじいちゃんバーネットのネタも中途半端とアクセントにはならず。ただ凶器を入れたスポット個々で見れば凄いものも多く、エヴァンスの高所ダイブやバンディードによる立てた椅子への21プレックスという荒技も飛び出し、何とか体裁を整えて幕。平均レベル。
評価:***
トリプル・スレットマッチ
ジョシュア・ビショップ対マシュー・ジャスティス(w/ビル・アルフォンゾ)対ジョーイ・ジャネラ
Matthew Justice DVD's Joshua Bishop off a balcony.@ThrashJustice @JoshuaBishop_ @aiwrestling pic.twitter.com/XbjGce1mdE
— Shane Silver (@GlobalForceGold) 2020年1月8日
ビショップがAIW版WMで挑戦する相手であるマット・カルドナが選んだ刺客は、GCW関係者であり、AIWの元王者であるマシュー・ジャスティスとジョーイ・ジャネラ。IWTVとの裁判が終結した為、確実にIWTV系に出やすくなった両者。
更にビショップとジャスティスは、2019から2020年には驚愕のハードコアマッチを連発した現代の田中将斗対グラジエーターともいえる組み合わせ。互いに1番の好敵手というべき間柄。
始まる前から明らかにテンションが既に最高潮になっており、ジョーイが間に入るも、その「キマった」空気感は変える事は出来ずに、乱戦の渦に飲み込まれていく。一つ乱戦といっても、放出されるエネルギー、テンションの質が他とは余りにも違い過ぎるのがこの試合の特徴。場外ダイブや椅子攻撃を交え、早々にビショップも流血していくのだが、この段階でやはり他のハードコアとは一線を画しているというのがすぐわかる。リングに戻ってからも、20分間全編通して繰り広げられる死闘。今日死んでも良いと考えながら戦っているのではと思いたくなる骨が軋む攻防の数々。
Matt Justice splashes Bishop on the guardrail! #AIWGangsta pic.twitter.com/xUBSXi7CUx
— I Gif All The Wrestling (@Aregularindyfan) 2022年6月18日
Janela & Justice powerbomb Bishop onto the Guardrail!!!! #AIWGangsta pic.twitter.com/y9pehv0M2C
— I Gif All The Wrestling (@Aregularindyfan) 2022年6月18日
椅子、鉄柵、ラダーと特別な凶器はないものの、力の限り使い切れば、殺傷力は格別。飄々と自らの世界観に則って試合を作るジョーイが、ビショップとジャスティスのテンションに合わせるしかなく、セコンドのフォンジーも気軽に介入出来ない程。大量の椅子城トラップへの馬鹿ムーブを皮切りにラストスパート。ジョーイの巨大ラダーからのエルボーに場外鉄柵への投げという身体を張ったスポットを経て、トドメは椅子攻撃合戦。脳震盪?関係ねえとばかりにノーガードで強力無比な頭部への椅子攻撃の連発を受け切るジャスティスの姿は神々しさ満載。
JESUS CHRIST @JoshuaBishop_ @ThrashJustice @aiwrestling #AIWGangsta pic.twitter.com/tedNjajAa9
— Mike Lewishausen (@MikeLewis216) 2022年6月18日
ビショップジャスティスの世界観に割って入り、バランサーとして付いて行ったジョーイもやはり只者ではなく、ビショップジャスティスの2人は好敵手相手に150%の力を発揮。観客が歓声を忘れ、静まっていく程の激戦。近年でもトップクラスの内容。クレイジーやハードコアとはこの試合、ビショップとジャスティスの為にある。ECWに思い入れがある方ならマストで観て欲しい一戦です。名勝負。
評価:****1/2
全体評価:7.5+