世界のプロレス探検隊

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MLW Kings Of Colosseum 2024 Review ジャナイ・カイ対ハイパーミサヲ/RSP対AKIRA/ジェイコブ・ファトゥ対マット・リドル

MLW Kings Of Colosseum 2024 1/6/2024

 

www.fite.tv

 

MLW女子世界フェザー級王座戦
ジャナイ・カイ(c)(w/サリーナ・デ・ラ・レンタ)対ハイパーミサヲ

 

 


 東女逆輸入カード。ヒールのジャナイがドミネイトする展開かと思いきや、蓋を開けてみるとハイパミ劇場。試合開始前のマイクこそないものの、アメリカ版ハイパミ号に各種得意技、コールドスプレーでセコンドのサリーナを撃退とやりたい放題。

 その上でソリッドな試合運びで熱戦も演出と隙がない。ハイパミの魅力が詰まった一戦でした。平均より上。
評価:***

 

MLW世界タッグ王座戦
セカンド・ギア・クルー(c)(マシュー・ジャスティス&1コールド・マンダース)対ワールド・タイタン・フェデレーション(“フィルシー”トム・ロウラー&ジョシュア・ビショップ)(w/サン・ローラン&ゼイダ)

 AIWでの超絶ハードコア名勝負数え歌であるジャスティス対ビショップが再度実現。タッグなので直接のマッチアップは限られているものの、ハードコアな乱戦は健在。ロウラーも含めてAIW直輸入カード。

 ビショップによる場外テーブルへのスーパーオーサムボムや各種凶器攻撃で乱戦を彩る。ここでも何度も戦って数え歌化して欲しいところ。
 平均的良試合。
評価:***1/4

 

MLWナショナル・オープンウェイト王座戦-タイペイ・デスマッチ
リッキー・シェイン・ペイジ(c)対AKIRA

 前の試合の凶器が散乱する中、AKIRAが呼びかけ、急遽試合はスタート。元々はレイヴェン軍団”The Calling”のメンバーだった両雄だが、レイヴェンがいなくなり、RSPがリーダー格となるも仲違いし決裂、この試合に至る。
 Beyondでのアティカス戦よりはドアを使い、少しキャッチーではあるものの、バンテージにガラスの破片を受けたタイペイパンチでAKIRAを要領よく流血に追い込み、ドアの破片を使い甚振るところはさすがにデスマッチのトップを極めた凄腕。デスマッチを行うRSPはやはり世界有数の選手。

 AKIRAは大流血姿にダメージ表現、そこからの反撃と活きの良い動きを見せ続けて試合に貢献。若さを勢いに変える事が出来ている。クライマックスは大量のガラスの破片、ガラスボード、そしてオハイオの友人であるサミ・キャラハンが登場とサプライズもありで、楽しめるデスマッチでした。

 中々良い試合。
評価:***1/2


ジェイコブ・ファトゥ対マット・リドル

 


 WWEをリリースされたリドルが選んだマットはかつてかつやくしたMLW。リリースされた内容は勿論のこと、Speaking Outがあっただけに、歓声と共にブーイングも多く飛ぶ。試合に関しては、リハビリが済んでいないブランク満載のリドル相手に、MLWの顔であるファトゥが貫禄のキャリー。
 試合を完全にコントロールし、存在感を示す。ファトゥの貢献が際立ったリドルの復帰戦でした。

 平均的良試合。
評価:***1/4


全体評価:7+