世界のプロレス探検隊

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"活動休止前ラスト大会" ICW No Holds Barred Volume 63 Review マット・トレモント対アティカス・クーガー他

ICW No Holds Barred Volume 63 5/4/2024

iwtv.live

 

 

 

Dr.リダクテッド対エリック・デリンジャー

 


 カード変更によりこのカードに。ICWよりもXPWやRPWの方が似合うカードではあるものの、デリンジャーがリダクテッドのお株を奪う程のスーサイドさを発揮。攻守に渡りキレキレで今大会のベストワーク賞を上げたい程。

 対するリダクテッドは、いつものクレイジー一辺倒ではなく、1人RVD&サブゥーオマージュ椅子攻撃やキレのあるバックドロップを決めるなど秘めた実力を発揮し、試合を引き締めていた。予想以上の好内容でした。

 中々良い試合。
評価:***1/2

 

ICWアメリカンデスマッチ世界王座戦
“キルドーザー”マット・トレモント(c)対アティカス・クーガー

 最初からデスマッチ全開で行くのではなく、ハードコア系凶器を中心に試合を組み立てた後は、アティカス得意の竹串攻撃を軸にトレモントを追い込む。44OH!メンバーの介入後はキルドーザーのトレモントは引っ込み、『Separate Ways』が鳴り響き、ブルドーザーのトレモントが登場するも、多勢に無勢。休止前ラストの大会で、アティカスの手にベルトが落ちるというバッドエンド。
 それ自体は良いけれども、44OH!絡みのバッドエンドを毎回毎回やっているので、いくらなんでもデマントがバッドエンド大好きすぎると言わざるを得ない。CZWやJAPWの様な00年代東海岸インディの悪いところが今回も出た結末。アティカスも別にキャラクターはヒールらしいヒールだが、ハードワーカーには違いないので、もう少し色々な結末も導き出せたのではと思ってしまう。狂った歯車は一体落ち着かせて修復する必要があると思わざるを得ない試合でした。
 平均的良試合。
評価:***1/4