AEW Dynamite #231 3/6/2024
里歩対クリス・スタットランダー(w/ストークリー・ハサウェイ)
唐突なフェイス対決だが、怪力のスタットランダーと小柄な里歩という構図を武器に、まるでミステリオの試合の様に、小柄な里歩に対し、スタットランダーがこれでもかと豪快な投げ技を決め続けることでインパクトを生み出した。
里歩が巨大ロスターの中で生き残る道は、まさにレイ・ミステリオ道なので、この試合は明確な道標になったといっても良い。
平均的良試合。
評価:***1/4
ウィル・オスプレイ対カイル・フレッチャー
ドン・キャリス一家およびUnited Empireの同門対決。仲間内による互いの価値を示し、高め合う一戦はオスプレイのショーケースでありながら、フレッチャーの価値も再提示する形となる。
試合としては、とにかく凄い攻防が連発。動きも冴え渡り、軽量級、ヘビー級両方の魅力も備わっており、かといってスポットのみを羅列する様な形でもなく、丁寧に整頓された構築でもある。いわばオスプレイの新日本スタイルそのままの試合内容。
相変わらずメルツァーが昇天しそうな試合内容であり、業界のベテランがストーリーテリングに欠けているという烙印を押しそうな試合内容でもあるが、そんなことは知ったことではない。オスプレイがベスト・イン・ザ・ワールドであることを改めて認識出来る試合の一つでした。
文句なしに好勝負。
評価:****1/4
全体評価:7
AEW Collision #38 3/16/2024
ブライアン・ダニエルソン対柴田勝頼
マニア待望のドリームマッチが実現。柴田のスタイルに真っ向から対峙するブライアン。わかりやすく、激しく、熱く漢臭いハードヒッティングマッチとなっている中でも、首への攻撃、頭部への打撃に対する配慮を施していたブライアンの上手さもあり、団体通して柴田を活かし、守ろうとする気持ちが強いことも示している。
激しい打撃と堅いグラウンドの攻防の数々、最後は胡座をかきながらのチョップ合戦。これを待っていたといいたくなる激闘でした。
文句無しに好勝負。
評価:****1/4
全体評価:7