Impact Wrestling Emergence 2023 8/27/2023
Impact世界タッグ王座戦-フェイタル・4ウェイマッチ
サブカルチャー(c)(“フラッシュ”モルガン・ウェブスター&マーク・アンドリュース)(w/ダニー・ルナ)対ラスカルズ(トレイ・ミゲル&ザカリー・ウェンツ)
今大会のMOTN。躍進を遂げたミゲルが引っ張る形となった現在のラスカルズ。ヒールとして確立している為、軽快な動きに頼りすぎなくても成立出来るので、TVプロレスでもかなり重宝されるはず。
そこにサブカルチャーの様なTVプロレスの経験もあり、軽量級の華麗さや独創性を兼ね揃え、タッグとしても個々としても活躍出来るタッグを当てがえば、良い試合は容易に生まれてくる。介入絡みのフィニッシュにはなるのはストーリー上やむを得ないとはいえ、残念な面はあるものの、それまでの内容で、軽量級タッグ×TVプロレスの面白さが詰まった激戦となっている。
是非サブカルチャーとは正式に契約して欲しいところ。完全に団体のトップスターとなったミゲルと復活を遂げつつあるウェンツの新生ラスカルズ政権も注目していきたい。
好勝負に届かない良試合。
評価:***3/4
SANADA対ジェイク・サムシング
かつてのグレート・サナダ、セルフオマージュのコスチュームで入場したところは良かったが、マスクを脱ぐといつものSANADAに。新日本のビッグマッチではないので、死力を尽くす必要はないとはいえ、インパクトのメインロスターではないサムシングのパワー殺法しか印象に残らなかったのは言葉に詰まるところではある。
サムシングは豪快な攻撃を連発して存在感を発揮。日本行きにも近づいたのではないでしょうか。
平均的良試合。
評価:***1/4
Impactノックアウツ世界王座戦
トリニティ(c)対ディオナ・パラッツォ
スラミバーサリーの再戦。結局ディオナはヒールターンせず、今回もフェイス対決のまま。技数が増え、成長を続けるトリニティの技の品評会的な要素が強く、ディオナがヒールであれば、よりコントロールしやすかったとは思うが、そうはいかないので、要所で得意技やサブミッションを織り交ぜる形。
十分良い試合ではあるものの、特にディオナの試合ならば、最低ラインであり、もっと上のレベルを求めてしまう。
中々良い試合。
評価:***1/2
全体評価:7+