世界のプロレス探検隊

WWEAEW新日本インディ他、国内外問わずプロレスのマッチレビューを行っています。

Wrestling Revolver Mayhem For All & Cage Of Horrors 2 Review ロデリック・ストロング対マイク・ベイリー他

Wrestling Revolver Mayhem For All 5/6/2023

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Wrestling Revolver世界王座戦-ストリート・ファイト
スティーヴ・マクリン(c)対”スピードボール”マイク・ベイリー
 将来インパクト本隊でメインカードになり得そうなマッチメイク。ある意味テスト的な意味合いもあるこの試合がオープニング。REVOLVERではフェイスであるマクリン。その影響もあり、ヒールプレイやラフを使わずに、正攻法で一進一退。

 それでも軽量級のベイリーにも難なく対応出来るマクリンだからこそその役を担える。ヒールの方が似合っているとはいえ、クールなフェイスも問題なく出来る素養を見せたマクリンが、ベイリーと共に小気味良い攻防を展開。コンパクトではあるものの、インディのオープニングにしては贅沢過ぎるカードとそれに見合った良試合でした。
 中々良い試合。
評価:***1/2

 

Wrestling Revolver Cage Of Horrors 2 7/1/2023

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ロデリック・ストロング対”スピードボール”マイク・ベイリー

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 PWGではかつて世界王座を争った経験もある両雄の再会。ロデリックはWWEスタイルをキープしたまま。ルックスやキャラクターは地味だが、試合スタイルは派手で変幻自在にも出来るタイプの選手。

 インディ後期では後半に怒涛のラッシュを仕掛けていくスタイルでWWEにも到達したが、チョップやバックブリーカーを散らしながら、得意技を挟んでいく。ヒールやフェイスは設定しておらずニュートラル。その為良い内容ではあるものの、印象には残りにくい形となっている。

 WWEだと10分から長くても15分なので、魅力もコンパクトに出来たが、20分試合となるともう少し色を付ける様に調整を加えないと難しくなる。この試合では、ベイリーも接待プレイというべきかロデリックを建てる自らを抑えていたので、ベイリーが押し上げる立場にはなりづらかった。

 良くあるWWEとインディのスタイルの違いにアジャストし切ってないままのWWEレスラーが、退団後すぐにインディに出てきた時に起こりやすい試合内容でした。中々良い試合。
評価:***1/2

 

Wrestling Revolver世界タッグ王座戦-ケージ・オブ・ホラーマッチ
ラスカルズ(c)(トレイ・ミゲル、ザカリー・ウェンツ&マイロン・リード)対セカンド・ギア・クルー(マンス・ワーナー、マシュー・ジャスティス&1コールド・マンダース)
 強面絶対的ハードコア巧者揃いの最強ユニットSGCに、体格が劣るヒールのラスカルズが連携で対抗するも、トレイが負傷し、2対3になってしまい万事休す。SGCの猛攻をウェンツとマイロンがひたすら受けまくる展開となり、流石に勝ち目が見えない。

 無秩序な乱戦から凶器攻撃にスカフォードスポットとハードコアな内容は満載だったが、トレイの離脱が悔やまれる。

 平均より上。
評価:***