世界のプロレス探検隊

WWEAEW新日本インディ他、国内外問わずプロレスのマッチレビューを行っています。

BLP(Black Label Pro) Fancy Wrestling & Norm Review トム・ロウラー対デイビー・リチャーズ/VIF対Mane Event他

BLP(Black Label Pro) Fancy Wrestling 5/1/2022

iwtv.live

マイロン・リード対アンソニー・グリーン
 マイロンの小気味良くもダイナミックな動きと、グリーンのメリハリの効いた試合運びが上手くマッチ。マイロンのビッグダイブにニアフォール合戦と見応え満点のオープニングとなりました。平均的良試合。
評価:***1/4

 

BLPミッドウエスト王座戦
“フィルシー”トム・ロウラー(c)対デイビー・リチャーズ

 Fancy Wrestlingということで、下半身はショートタイツ上半身はタキシード調のコスチュームとぶっ飛んだ出立ちで登場した挙句、アクシデントにより顔面が大流血となったロウラー。予期せぬ展開だったが、デイビーがそれを生かした試合運びにシフトしなかったのは残念。

 堅いグラウンドやサブミッションの応酬は、狙い通りの展開となっており、ハイレベルだったが、あそこまでの流血具合ならば、活かせば更に凄い試合に昇華される可能性もあっただけに、悔やまれる。中々良い試合。
評価:***1/2

 

BLPタッグ王座戦
ヴァイオレンス・イズ・フォーエヴァー(c)(ドミニク・ギャリーニ&ケビン・クー)対ザ・メイン・イベント(ジェイ・ライオン&マイダス・ブラック)

youtu.be

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 メインイベントは、ライオンと猛獣使いの方。MEが独創的な合体技に、豪快な攻撃を連発し畳み掛ける。畳みかけた時の疾走感、爆発力はインディ随一のものを誇っており、その勢いを完全にコントロールしたVIFが、MEの良さを引き出した上で、緩急織り交ぜ仕上げていく形も圧巻。

 現在タッグでもシングルでも複数本のベルトを保持しているだけあり、タッグとしてもシングルとしても充実しており、それが試合に現れている。荒々しさだけではなくなったのは成長を示している。苦戦を強いられたVIFだが、粘り腰を見せ猛獣狩り成功。 

 VIFはNRCやインディ期のreDRagonを彷彿とさせるものを持っており、ますます楽しみになるタッグです。好勝負に届かない良試合。
評価:***3/4

全体評価:7.5+


BLP(Black Label Pro) Norm 4/2/2022

 

www.fite.tv

コービー・ダースト対ジェシカ・トロイ

youtu.be 5年以上ブレイク候補を続けているコービーが、持ち前のパワフルさを披露すれば、オーストラリア女子部門のトップ、PWABLではマディソンイーグルスの右腕を務めるトロイも、華奢な身体に隠されたタフさを見せる。

 ミスムーブも上手くフォローしていて、場外戦やエプロンでの攻防でボリュームアップ。実力を考えれば、2人とも本当に早く売れて欲しい。今大会のMOTN。

 平均的良試合。
評価:***1/4

 

ワークホースメン(アンソニー・ヘンリー&JDドレイク)対デイビー・リチャーズ&”スピードボール”マイク・ベイリー
 ハードヒッター同士の対決だが、急造タッグと普段組んでいるタッグでは、連携力に差が出る。その差を埋めるものを特段用意する事が出来ないくらいに、特に過密スケジュールで物凄い試合を連発していたベイリーを前にして、文句を言うことなどは出来る訳はない。平均的良試合。
評価:***1/4