新日本プロレス/NJPW STRONG Lone Star Shootout 4/1/2022
ジェイ・ホワイト対”スピードボール”マイク・ベイリー
この後にインパクトの大会で試合を控えている両者だけあり、時間は制限があるものの、その分ソリッドに魅力を打ち出していく形を取った事がこの試合の爆発を生む。ベイリーの切れ味鋭い攻撃とジェイの緩急を最大限使う試合構築がベストマッチ。
勿論新日本的なタフマッチもお手の物であるジェイなので、激しい攻防でも打ち合える。対するベイリーも多少の格差は踏まえつつも、2022年上期現在のUSシーンにおけるベストレスラーの1人である事を雄弁に示す完成度の高いムーブと試合運びを見せる。
新日本本編では中々描けないハウスショーならではの良さが詰まった激闘。
文句無しに好勝負。
評価:＊＊＊＊1/4
新日本プロレス/NJPW STRONG Windy City Riot 4/16/2022
ウィル・オスプレイ(w/ユナイテッド・エンパイア)対ジョン・モクスリー
対モクスリーということで場外戦からスタートし、椅子攻撃による流血やテーブル葬まで用意とモクスリー用の試合構成であったが、現代最高のレスラーの1人であるオスプレイも、散々ハードコアもデスマッチも経験済なので、この様なタフマッチも問題なく対応出来る。
ヒールワークをしなくても勝手にヒールになるナチュラル加減も持ち味。生意気な新世代の旗手と現世代のトップであるモクスリーのせめぎ合いは、ハードコア度もハイレベルであり、通常の攻防も流血補正が掛かっているとはいえ、一つ一つの重みがあり、まるでビッグマッチかの様なメインイベント。
もっと大きい会場で実現したくなる熱戦模様。デスライダー乱れ打ちに盟友セス・ローリンズの必殺技カーブストンプを決める特別仕様。モクスリーによるオスプレイに対する最大の賛辞といっても良い仕留め方。ポリコレや過去の出来事が無効化される舞台ならオスプレイはやはりBest in the Worldでしょう。
文句無しに好勝負。
評価:＊＊＊＊1/4
