DPW x Gatoh Move Tokyo Crossover Night 1 4/25/2023
DPW世界タッグ王座戦
ヴァイオレンス・イズ・フォーエヴァー(c)(ドミニク・ギャリーニ&ケビン・クー)対CDK(クリス・ブルックス&高梨将弘)
日本初参戦のVIFはいつもの荒々しさや切れ味を押し出すいつもの戦いぶりよりは、初めてということもあり、綺麗にまとめようとしていた風に見て取れる。対戦相手のCDKが完成度の高いタッグチームということもあり、余計にこうさせたかもしれない。
互いに手綱を握り合いながら、様子を見つつも、そこは歴戦の猛者達。ハードヒッターのVIFを凌駕するほどのクリスのハードな逆水平で勢いを付け、高梨が緩急と変化を付ける。
ホームであるCDKがリードし、VIFの持ち味が出る様な道筋を作り、それに応える形でVIFも持ち前の連携を披露。終盤はギアを上げていき、個々としてもタッグとしても連携技を多数披露していく。
勢い重視のファストペースにして、粗が出にくくしたのは初対決としては正解。外せない合同興行初日のメインを成功させたことは、2日目に向けて弾みとなった。
好勝負。
評価:****
More CDK vs VIF please pic.twitter.com/jKXClWLKOU
— Kevin KU🎄⚒⚒⚒ (@kevinxku) 2023年4月27日
DPW x Gatoh Move Tokyo Crossover Night 2 4/27/2023
駿河メイ対遠藤有栖
短時間ながら要所を押さえていた良試合。
駿河の的確なリードと、キャリア2年とは思えない遠藤の躍動が光る。この大会の意味をより感じている駿河が、懸命に観客を煽って盛り上がりを生み出す。
東女では見られない様な遠藤のエグい攻撃も引き出しと、全ての良さを引き出し、場をコントロールした上で勝ち切るというベテランの様な技を見せた一戦でした。
中々良い試合。
評価:***1/2
DPW女子世界王座戦
さくらえみ(c)対高瀬みゆき
My goodness, Emi Sakura and Miyuki Takase were beating the shit out of each other #DPWxGTMV pic.twitter.com/xDTKLvdeZW
— Raion (@Raion74_) 2023年5月8日
激しい逆水平の応酬が軸となる肉弾戦。アメリカを拠点に活動するさくらと、欧米で評価が高いハードヒッターの高瀬らしい言葉の壁を超越出来る試合内容。試合が進むにつれて、激しさも増していく。
消耗戦を彩るダメージ表現も良く、終盤は気合でラストスパート。小橋健介や潮崎の試合を彷彿とする様な逆水平の応酬は特筆もの。その上で逆水平以外の攻防でも加点を生み出せるパワフルさを誇っていたのは大きな点。どこで試合をしても熱狂を巻き起こせる世界水準の好勝負です。
評価:****
全体評価:8