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DPW Forever 2023: Steel Cage Showdown Review "大流血金網戦!" ヴァイオレンス・イズ・フォーエヴァー対ワークホースメン他

DPW(DEADLOCK Pro-Wrestling) Forever 2023: Steel Cage Showdown 3/26/2023

www.dpwondemand.com

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トリプル・スレットマッチ
レイチェル・ローズ対ハイアン対ジェイダ・ストーン

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 男子に負けず劣らずめまぐるしさを打ち出した3ウェイ。見事なハイフライングムーブを見せたジェイダは、アティーナクラスになれそうな逸材。

 そのジェイダの大技を軸に、テキサスエリアの実力者2人レイチェルとハイアンが、インサイドワークを活用していき、試合を展開。流石に椅子を出す様な試合ではないけれども、一定の質を伴いながら、盛り上げることには成功。

 平均より上。
評価:***

 

トリプル・スレットマッチ
ケビン・ナイト対マイロン・リード対カルヴィン・タンクマン
 重戦車タンクマンとハイフライヤー2人の構図。とはいえタンクマンも動ける巨漢なので、パワーを示す所はパワーを示しつつ、動くシーンはクルーザー級の様に動く、目まぐるしい3ウェイ。

 LA道場卒とは思えぬ伸びやかな動きが特徴的なナイトとマイロンで、縦横無尽に飛び回る攻防を演じると、要所はタンクマンを交えた攻防でまとめる。そして最後は3者入り乱れてスクランブル的に。粗さを勢い、独創性、会場の熱気でカバーして、プラスに転じる。タイプ的に通ずるものがあるとはいえ、ここまで跳ねるとは予想外でした。
 中々良い試合。
評価:***1/2

 

DPWタッグ王座戦-スティール・ケージマッチ
ヴァイオレンス・イズ・フォーエヴァー(c)(ドミニク・ギャリーニ&ケビン・クー)対ワークホースメン(アンソニー・ヘンリー&JDドレイク)

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 インディトップレベルのハードヒッタータッグ対決。金網戦だからとお構いなく、序盤から連携技を打ち合い、エスケープルールが適用されてないことを利用し、場外戦も積極的に織り交ぜる。

 凶器攻撃も交えたラフ殺法で、VIF2人とも大流血状態に。攻対攻の印象が強いタッグマッチだが、ワークホースメンがこれでもかと攻め立て、VIFがダウンベースのぐったりとした受けで構築したことにより、一気にこの試合のスケールアップに成功。

 単なる暴力の応酬に、アクセントが生まれると深みが生まれる。ギャリーニはホームAIWではこれでもかと流血戦を行っており、デスマッチも得意な選手だが、同じくらいクーが流血していたのが新鮮。血を見て闘争本能に火がついたか、ワークホースメンがROHでの仕事が、いかに「お仕事」かがわかるキレキレっぷり。往年のホミサイド&ロウキーのロットワイラーズにも近いハードヒット地獄に追いやる素晴らしいドミネイト。機動力も高い両タッグだけに、エスケープルールを適用しなかったのも正解。

 凶器に頼りすぎなくても激しさを演出出来る。終盤も両タッグの連携、合体技が飛び交う展開。この試合の勝者が日本遠征に行けるとあって、現王者のVIFが勝ちだろうという予想が覆るのではと思う程の大接戦。最後までどちらが勝つかわからない試合展開に仕上げたのは見事。

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 そして試合そのものだけでなく、試合後の襲撃シーンも見事。これで日本遠征で王座交代しようがしまいが、VIF対ワークホースメンの決着戦は決定。このカードはやれるうちにやれるだけやり切って欲しい。何回でも見たくなる死闘でした。
 文句無しに好勝負。
評価:****1/4

 

 

全体評価:8.5