世界のプロレス探検隊

WWEAEW新日本インディ他、国内外問わずプロレスのマッチレビューを行っています。

Retro Review: JAPW Review 2007 ロウ・キー対ネクロ・ブッチャー&AJスタイルズ

JAPW Holy Ouch! 5/19/2007

iwtv.live


JAPWヘビー級王座戦
ロウ・キー(c)対ネクロ・ブッチャー
 ハードヒッター、ロウ・キーが、デスマッチジーザスネクロを蹴り倒す評判の数え歌。この頃は、ROHやPWGとトップインディで、デスマッチ以外の通常形式やハードコアもどんどん行い出してくる時期とあって、通常技の攻防における力の入れ方や魅せ方もレベルが高い時期。

 ロウ・キーに打撃で渡り合う展開も多く、狂ったハードヒットに頼りすぎないのは、今後のデスマッチ団体以外での大ブレイクを予感させる。

 椅子、ボードそして画鋲といった凶器の使い方も、アングラに寄りすぎない形を取っている。数え歌の中でも完成度で勝負出来た一戦でしあ。
 好勝負。
評価:****

 

JAPW Back To Business 6/9/2007

iwtv.live


JAPWヘビー級王座戦
ロウ・キー(c)対AJスタイルズ
 ロングタイツに変更し、クリスチャン軍団でヒールをやっていた時のAJ。当時ならヒールプレイばかりで、メジャーに悪い意味で染まってしまったな。Fxxk TNA!と憤りを感じてしまうのも無理はないけれども、WWEで長年活躍しているのを観ている今ならば、長期で活躍する為に必然的なモデルチェンジだったのかと頷ける。

 この時は、キレを保っているロウ・キーが圧倒し、AJがのらりくらりとしながら、要所では持ち前の鋭い攻撃を返す展開で、ロウ・キーの凄さが際立つ内容には違いないが、2023年となった今振り返れば、AJの選択は間違っていない部分もあったと思わざるを得ない。

 試合自体は、初期Xディビジョンの様なスピード、独創性で押し続けるのではなく、丁寧に一進一退の攻防を行う形だが、今回は今回で完成度が高い好勝負ではある。
評価:****