Prestige Wrestling Nervous Breakdown 3/31/2023
West Coast Pro王座戦
タイタス・アレキサンダー(c)対マイケル・オク(w/アミラ)
時代を象徴するレスラーウィル・オスプレイを目指しに目指していたタイタス。今もそれは変わらないけれども、ヒールの立ち位置を得たことにより更なる才能が開花。元々ナチュラルヒールの要素は持ち合わせていただけに、すんなりフィットしている。
対するオクは、高いアンダードッグ性を持つレスラーなので相性も抜群。タイタスの尊大な雰囲気と高い身体能力を示した攻撃、苦戦するもののハイフライングと得意のハーフ・ボストン狙いに拘り続ける形も嵌っている。
あわやというシーンからオクが連れて来たマネージャーのアミラを絡めてチープ・フィニッシュも狙い通り。想像以上に噛み合った良試合。オクはUKでこれくらいはやれているが、ヒールを手に入れたタイタスの今後に期待。
好勝負に届かない良試合。
評価:***3/4
ティモシー・サッチャー対ロバート・マーター
共にシュートスタイルの選手とあり、グラウンドやサブミッションがメインの試合内容。前日にジョシュ・バーネットを破って勢いづくサッチャーが圧倒する展開。
予想以上に格差を表現する形となり、マーターがやりたい様には中々出来ないけれども、サッチャーが本来持つべき高い価値を守っていることの証明なので悪くはない。腕攻め他節々にテクニックを感じさせる攻防があり、狙っていた内容は遂行出来ていた。
中々良い試合。
評価:***1/2
ケビン・ブラックウッド対入江茂弘
ハードな肉弾戦。入江のブレーキが壊れた重爆攻撃は、他を寄せ付けない魅力を放っている。ブラックウッドも蹴りを得意とするハードヒッターなので、この手の試合はお手の物。安定した良試合でした。
中々良い試合。
評価:***1/2
全体評価:7+