New Texas Pro 5 Year Anniversary Show 10/8/2023
ケビン・ブラックウッド対リー・モリアーティ
AEWでは出場機会に恵まれず、ROHでは週1回の短時間の試合と試合に飢えているモリアーティ。この試合では、実力者ブラックウッドと激しくシャープな打撃を撃ち合う展開となり、小気味良い攻防を連続。この2人ならこれくらいは簡単に出来ますよという良いショーケースでした。
平均的良試合。
評価:***1/4
New Texas Pro王座戦
ブライアン・キース(c)対ティモシー・サッチャー
堅く厳しいハード一辺倒な試合内容になるかと思いきや、強度は高いものの、団体のエースであるキースはローカルヒーローらしく直線的で熱いファイトを見せると、対するサッチャーは緩急を織り交ぜながら、外敵らしくのらりくらり時折厳しくという形。
アフターWWEでは、かつての米国版猪木ではなくなりつつあるも、柔軟にモデルチェンジを繰り返し、様々な環境に適応している処世術を持ち合わせているのがサッチャーのクレバーな所。キースの魅力も映しながら、老獪に存在感を示す。
そんなサッチャーに合わせながら、自己主張も欠かさないキースも腕達者である事をアピールした良試合。是非日本でも見てみたいカードです。
中々良い試合。
評価:***1/2
New Texas Pro Texas Indie Showcase 3 7/22/2023
New Texas Pro王座戦
ブライアン・キース(c)対ロッキー・ロメロ
サッチャー戦の前に、それ以上にハイクオリティに仕上がっていたのがこのロッキー戦。世界を股に掛け活躍するNJPWが誇る超敏腕ビジネスマンロッキー。普通リング外の仕事が多ければ、コンディションを保つのは容易ではないものの、プレイヤーとしても一線級をキープ。大小問わず様々なマットに登場しては活躍。
この試合でも期待の新鋭。テキサスインディシーンのエース、キースを相手に、変幻自在のマッチコントロールを発揮。柔軟使い分け、試合全体を掌握。激しく行くところと、サミングなどで流れを切るところのタイミングが絶妙。
キースもロッキーの戦法に理解を示し、揺さぶられる側として見事な対応を行っていたが、この試合では特にロッキーの巧さが際立った。
終盤ではハードな攻防も増え、ボリュームアップ。変化球だけではなく、直球でも勝負出来るのがロッキー。期待の若手キースと同じ熱さで対峙出来るのは、ロッキー程のベテランで、地位もある選手では容易ではない中で、キースと共に見応え十分なハードヒッティングを展開。新日本でも通用する高い完成度。
サッチャー戦、マイク・ベイリー戦と共に日本への通行手形となり得る好勝負でした。
評価:****
Bryan Keith Calls Out Bryan Danielson https://t.co/lrxq6hu2jS
— Fightful Wrestling (@Fightful) 2023年10月24日