PROGRESS Wrestling Chapter 141: Handshakes & Cheeseburgers 9/18/2022
ブレイク・クリスチャン対レオン・スレーター
演舞的な攻防で魅了した後、スレーターの身体能力を引き立てる試合運びを打ち出すクリスチャン。かつてはスレーターの立場で飛び回っていたクリスチャンが、明らかに試合の緩急を意識する様になっており、フォローをした上で、それを上回る事が出来るという余裕漂う空気感を出せるのもクリスチャンの成長を示す大きなポイント。
オスプレイに引き出して貰っていた立場のクリスチャン、今度は自身が更に若いスレーターのポテンシャルを引き出す。良い循環となっている事を示す一戦。華麗な攻防の数々の中に、ストーリーが芽生えているのがわかる熱戦でした。
好勝負に届かない良試合。
評価:＊＊＊3/4
PROGRESS世界王座戦-デスマッチ
スパイク・トリベット(c)対ドリュー・パーカー
嫌味な英国貴族トリベットとデスマッチプリンスの激突。デスマッチと謳いつつ、ハードコアレベルの過激度ではあるものの、トリベットのヒールプレイとドリューの受けっぷりで物足りなさを感じさせない試合となっていく。
デスマッチスターではあるものの、軽量級の機動力も兼ね揃えているドリューと、デスマッチアイテム使用を封じていくトリベットのアイデアも嵌っている。最後はトリベットのバウンサーが登場というチープフィニッシュだったが、ドリューがデスマッチ以外の舞台でももっとスターになれる可能性を示していて見応えあり。トリベットも安定した嫌われっぶりは見ていて楽しい。
好勝負に届かない良試合。
評価:＊＊＊3/4
PROGRESS Wrestling Chapter 145: Wrestling Witch Face - Trick Or Treat 10/23/2022
Natural Progression Series 8 準決勝
リッキー・ナイトJr.対レオン・スレーター
RevProの王者RKJが参戦中。自らを導いたオスプレイの影響を色濃く受けているだけではなく、フランケン起き上がりはオスプレイそのもの。身体能力が高く、表現力も高い。余計な動きが散見されたり、粗さは残るものの、物量勝負に持っていけるだけの才能は備わっており、RevPro以外の団体でどこまでやってくれるかは期待しかない。
先輩格としてスレーターの持ち味を引き出す一方で、若手枠として切磋琢磨しているのも印象的。スレーターのバネを活かした攻撃も効果的で、見所の多い試合に仕上げていく。
RevProなら20分超えから30分まで行きそうなカードだが、10分少々とネタ切れにならず、スピードも落とさなくて済むギリギリの試合時間を設定された事により、疾走感を強め、攻防を詰め込む。若さ溢れる激戦でした。
好勝負に届かない良試合。
評価:＊＊＊3/4
