GCW Gringo Loco's The Wrld On Lucha 2023 4/1/2023
アラミス、コマンデル&レイ・ホルス対ブラック・タウルス、アーレス&ラティゴ
真夜中に行われた実力者揃いのトリオスマッチ。深夜だからなのか、コマンデルがROHの激戦終わりだからなのか、スポットは変わらず素晴らしいものがあるとはいえ、試合構築的にはアバウト。
その中でも絶対に外れない崩れないアーレスの安定感は光る。しかし、このメンバーが揃った中では期待値には届かない。まあまあ良い試合。
評価:＊＊＊1/2
フォールズ・カウント・エニウェアマッチ
グリンゴ・ロコ対サイコ・クラウン
昨年の中でも特に印象に残った試合の一つであるグリンゴ対サイコのリマッチが実現。少しだけルチャの華麗さを残すも、基本的には流血上等頭部への椅子攻撃上等のタフマッチ。マスク裂きにハサミ攻撃とデスマッチテイストも積極的に導入。
前回の試合程飛び切りのハイスポットは余りなかったものの、ルチャドールの流血戦で押さえるべきポイントは的確に押さえている。時間をかけすぎていて冗長さは感じるGCWの悪い所は出てしまったが、それをカバーするだけの凄惨な空気感は醸し出されていた。サイコと対峙すると凶悪なグリンゴの姿が引き出される。
それだけでこのカードは数え歌認定出来る。この試合も充実度の高い内容でした。
好勝負に届かない良試合。
評価:＊＊＊3/4
イホ・デル・ヴィキンゴ対ラレド・キッド
AAAで素晴らしい試合を残した両雄。ラレドも黒のコスチュームを身に纏い、対ヴィキンゴ用の様相を呈す。一つ一つの攻防やムーブは超一流のものを示す一方、深夜の対戦、上述のコマンデル同様、ヴィキンゴもROH参戦があり、そもそも昨日からも働き詰めで疲労感を多分に感じる形となる。
エプロンでの雪崩式カナディアン・デストロイヤーといった凄技のインパクトは絶大ながら、意図的にスピードや勢いを抑えていた印象。こればかりはスケジュールの問題なのでやむなし。
中々良い試合。
評価:＊＊＊1/2
全体評価:7+
