H2O Wrestling Bound By Blood 10/30/2022
H2Oヘビー級王座戦-NWAルールズ
コルビー・コリーノ(c)(w/エドワード・ホーキンス)対オースチン・ルーク
NWAルール、ノーロープブレイク、トップロープから超えたら反則。パイルドライバー禁止。口髭を蓄えたいかにもヒールな、キングオブオールドスクール2世のコルビー。対するルークはH2Oのスクール卒で唯一といっても良いハイフライヤーやデスマッチスタイルではない打撃を駆使するカイル・オライリーオマージュの強いスタイル。
コルビーの意図を理解出来るので、中盤まではNWAルールというギミックに則りつつ、現在所属するNWAや父親スティーヴを連想させるシーンを多く演出出来ていたが、終盤はセコンド介入や流血シーン、挙げ句の果てには蛍光灯を登場させとH2Oというデスマッチ団体を前に、世界観を維持出来ず、試合が崩れていったのは残念。
着眼点は良かっただけに、DPWの様な団体からもっと形に出来たはずでしょう。ルークの歓喜の初戴冠シーンが救い。平均より上。
評価:***
H2O Wrestling Hardcore Halloween Returns 10/31/2022
ハッスル・アンド・ウォー・ゲームス
ザ・フォローイング(クリス・ブラッドリー、クリスチャン・ロス&マウス)、ケネディ・コープランド&コルビー・コリーノ対マット・トレモント、ブランドン・カーク&エンジェル・オブ・デス(ソーヤー・レック、ジェス・モス&マーシャ・スラモヴィッチ)
Hope @Matt_Tremont is ok after this nasty bump. #H2OHalloween pic.twitter.com/gASjm9XZmE
— noropebarbedwire (@noropebarbedwi1) 2022年11月1日
AEWのB&G、WWEのウォー・ゲームスとは違う、デスマッチ団体のウォー・ゲームス。当然蛍光灯を全員で叩き合ったり、フィニッシュの火炎ドア葬、ガラスボードとハードコアを超えるデスマッチ要素は多く含みつつも、H2Oならではのストーリーやフェイスヒールを大事にする良さが功を奏する。
レスラーの能力としてはメジャー団体には流石に及ばず、粗も多いけども、ストーリーメイキングを堅固に行った事により、多少の粗は目立たない。そのままの能力以上を発揮する。ICWで生まれたケイシーのヒールターンを転用し、代打にブランドンを用意。昨日王座陥落したコルビーをXとして用意。ブランドンもコルビーも通常形式もデスマッチも出来るハイブリッドなので最高の人選。
過激スポットを連発するも、その効果が切れかかった所で、参加メンバーの中でレスリング、デスマッチ併せて1番の実力を持つマーシャとGCWのレギュラーとなった飛び道具ソーヤーを登場させる配置も的確。足りない部分を皆で補うインディ団体の醍醐味を味わえる一戦。
マット・トレモントとH2Oが作り上げるファミリー感満載の団体運営が、44,OH! vs H2Oの時の様に再び好転した良い例。まさにオンリーワンの魅力全開です。
好勝負。
評価:****
From @H2OWRESTLING #H2OHalloween@ColbyCorino goes down in flames! pic.twitter.com/6D9uZP7qym
— Lord Earl Wentworth Gardner III (@EarlWGardner) 2022年11月5日