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JCW Uncensored Review "正式復帰戦!" ジャングル叫女対マーシャ・スラモヴィッチ/コール・ラドリック対アレック・プライス他

GCW&JCW

JCW Uncensored 9/10/2022

 

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GCWエクストリーム王座戦
コール・ラドリック(c)対アレック・プライス

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　お題がエクストリーム・ルールズということで、レスラーになったら一度はやってみたい、ECWオリジナルこと故ニュージャックの様にDr.Dre&Ice Cubeの名曲「Natural Born Killaz」を掛けながらハードコアマッチをすること。

　ニュージャックらしさはまるでない2人の若手筆頭株だが、デスマッチシーンで活躍するラドリックと、米インディのトッププロスペクトであるプライスが、テンポ良し、身体の張り具合良しのハードコアを実演。

　ニュージャックオマージュの攻防自体は序盤だけだったものの、ナチュラルボーンキラーズは最後まで掛けっぱなしだったことで、「ジ・オリジナル・ギャングスタ」の凶悪な魔力が試合に宿っていく。

　ハードワークをしながら、クレイジー過ぎないけども一定の過激度はキープしたかつ面白い攻防を連発。Beyond Wrestling周辺団体のエースであるプライスなので、スポットを与えにくい事情はあるとはいえ、ラドリックの様な選手には一番うってつけの選手ということが証明された。GCW本体に出しても全く問題のない試合内容でした。

　好勝負に届かない良試合。
評価:＊＊＊3/4

 

ロス・マジソス(シクロペ&ミエド・エクストレモ)対ウェステッド・ユース(ディラン・マッケイ&マーカス・マザーズ)
　マジソスとH2Oの若手筆頭の対決は、H2O勢のハイフライングを打ち消す様な強烈なハードコア。マジソスが終始主導権を握り、流血姿に追いやっていく。WCもマザーズのタフさ、マッケイの飛び道具となるハイフライングで応戦。

　特にマザーズはデスマッチ経験も豊富なので、派手な攻防を好む若手レスラーにしては、タフマッチに強いのが大きな強み。椅子やラダーにボードとハードコアの凶器のみだったが、マジソスは破壊力満点で仕上げ、WCは受けに受け切ると想像以上に上手く回っていた一戦でした。
　中々良い試合。
評価:＊＊＊1/2

 

マーシャ・スラモヴィッチ対ジャングル叫女
　今年5月23日木村花メモリアルマッチ『パグ―ス』での木村響子とのエキシビションマッチで約1年半ぶりに復帰を遂げたジャングル叫女が、新しい拠点米国での初試合を迎える。

 

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　対するは、米インディで一番の売れっ子であり、Impact Wrestling年間最大興行『Bound For Glory』ではノックアウツ王者ジョーディン・グレイスに契約後無敗のまま挑む事になっている「ロシアン・ダイナマイト」マーシャ・スラモヴィッチ。叫女の復帰に今一番間違いが起こらない人選で歓迎。

 

　Marvelous卒のマーシャだけジャパニーズスタイルにも当然精通。徐々に強度を上げていく形。叫女もパワー型オールラウンダーというスタイルなので、USシーンでサバイブしていくには、何かキャラクターで＋αは見出したい所だが、トップフォームを取り戻せば、反則級なので、こういうマーシャの様な実力者と当たる事は復調への早道。テンポ良く激しい肉弾戦を披露。まだまだ試運転ではあるものの、今後が楽しみ。
　平均的良試合。
評価:＊＊＊1/4

 

 

 

全体評価:7.5+