世界のプロレス探検隊

WWEAEW新日本インディ他、国内外問わずプロレスのマッチレビューを行っています。

"BFG直前!" Impact Wrestling Review 2022 マーシャ・スラモヴィッチ対アリー・キャッチ対MCMG対オージー・オープン他

Impact Wrestling #943 9/1/2022


#1コンテンダー・マッチ(ノックアウツ王座)
マーシャ・スラモヴィッチ対ディオナ・パラッツォ(w/チェルシー・グリーン)

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 2年前絶対王者時代のディオナにブレイクし出した頃のマーシャが挑んだ事がきっかけ。あれから月日は流れマーシャは無敗街道をひた走り、大プッシュを受け、そして今回は王座挑戦への最終テスト。

 とはいえテストを受ける必要もない程の実力の持ち主で、TVプロレスへの適応も早いマーシャと団体の看板ディオナなので、メイン合格の良試合を作ることは最も容易い。 

 一応ヒール対決で、互いの格を守りつつ、マーシャが上を行くというか難しい状況だったので、突き抜けはしなかったが、打撃、関節に投げとどれも男子をも上を行く完成度。世界を変えられる2人の組み合わせはまだまだ伸びしろ十分。

 まあまあ良い試合。
評価:***1/2

 

Impact Wrestling #945 9/15/2022
Impact Xディビジョン王座戦
“スピードボール”マイク・ベイリー(c)対マスカラ・ドラダ

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 ルチャへの対応力も高い今年MVP候補最有力ベイリー。ホイップ系の攻撃が多いドラダに対しても、簡単に同系統の攻撃で対応する辺りの幅の広さがあり、ギアを入れると豪快な場外ダイブ合戦で一気に空気感を変えていく。試合時間は10分以下だからといって抜かりのない良試合です。

 中々良い試合。
評価:***1/2

 

Impact Wrestling #946 9/22/2022
モーター・シティ・マシンガンズ(アレックス・シェリー&クリス・セイビン)対オージー・オープン(カイル・フレッチャー&マーク・デイヴィス)

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 AEWよりは自由度が高く伸び伸び出来ているAOが、偉大なる先人であるMCMGと熱戦を展開。オーソドックスなTVマッチだが、互いの得意な連携技が火を噴き、タッグの魅力は詰まっている。

 AOは、個々も素晴らしいレスラーなのだが、時間制約の影響からかヒールだからかタッグで魅せる事に意識を置き過ぎているのが惜しい所。特にデイヴィスは、シングルでもウォルタークラスのハードヒットを持っている選手なので、その辺りが改善してくれば、もっとアピール出来るでしょう。
 中々良い試合。
評価:***1/2

 

Impact Wrestling #947 9/29/2022
モンスターズ・ボールマッチ
マーシャ・スラモヴィッチ対アリー・キャッチ

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 GCW直輸入カードでモンスターズボール。ハードコア慣れしていない選手がやってみましたではなく、ハードコアを超えてデスマッチをバリバリやっている両者の対決だけあり、身体の張り方に躊躇は一切なし。

 マーシャも含め本来の実力をTVプロレスに落とし込み切れていない所は散見されるも、普段はGCWでデスマッチレスラーと無秩序の乱戦をやっているので、すぐにアジャスト出来ないのも無理はない。ただ爪痕は残す。

 

 

 ドアへのデスバレー・ドライバー、場外テーブル葬に空き缶や画鋲への投げとGCWテイスト満載。これを通常放送でやろうと踏み切ったインパクトの裏方陣も凄い。それだけGCWが価値のあるものを生み出している事の証明でしょう。インパクトでは隠されていたマーシャのもう一つの姿を少し解き放つ事が出来た死闘でした。

 平均的良試合。
評価:***1/4