Limitless Wrestling Crunch Time 7/23/2022
ロシアン・チェーンマッチ
マーシャ・スラモヴィッチ対デルミ・エクソ
Marvelous留学生対決は、シースターズのギミックを消そうと目論むデルミが、ハードコアを志願。いかにもハードコア慣れしていない動き満載だったが、デスマッチマスターのマーシャが上手く導き、デルミもガセットプレート攻撃を喰らい大流血状態になる事を選ぶ。
マーシャだからこそ身を預けられた、身体を張れた。デルミからマーシャへの信頼が伝わる試合内容。マーシャのデスマッチにしては良い内容ではないとはいえ、デルミの方は殆ど経験のないのハードコア、デスマッチしかも難しいチェーンデスマッチにしては良くやれていたのではないか。
平均より上。
評価:***
Limitless Wrestling世界王座戦
アレック・プライス(c)対”ビッグ・ビーフ”ナールズ・ガーヴィン
ビーフの猛牛パワーに苦戦する若き絶対王者プライス。ビーフは複数種類のスープレックスを磨いた事で試合の幅が広がっており、終盤のタックル系の得意技に上手く繋ぐ事が出来ている。ラフを交えながら、プライスも緩急を効かせた試合運びでロングマッチを構築。今のポジションの上を目指すならばもっと洗練されていく必要はあるとはいえ、インディレベルならば十分ハイレベル。ビーフの様な良くも悪くも荒い選手を、良さを引き出し、粗を丸める事が出来るのは見事。
ビーフも持ち味を発揮する事を磨いており、もっと色んな団体で観たくなる活躍でした。体格が優れていて、荒くれ者のキャラクターが立っているので、日本行きも期待したいところ。20分超えの大熱戦でした。
好勝負に届かない良試合。
評価:***3/4
New Texas Pro Wrestling Texas Indie Showcase 2 7/16/2022
VWR王座&NTP王座戦-ウィナー・テイク・オール-ノー・ホールズ・バード
レイチェル・ローズ(VWR ch)対ハイアン(NTP ch)
AEW Darkにも参戦しているテキサスインディー女子のトップ2人のベルト総取り戦はノーホールズバード戦。何度も手合わせしていることもあり、テキパキとした通常技の内容から入り、序盤から調子良好。その後首に椅子を挟んだ状態でのニーアタックという強烈な一撃でレイチェルが流血。
ハイアンは、ヒールワークをそつなくこなしており、対するレイチェルは、顔面血だらけで狂乱の表情で応戦。椅子や竹刀位で過激度は決して高くない試合だが、レイチェルの流血姿により一気に観る者を惹き込む事が出来た。その流血とベルト総取りというルールにも助けられ、勢いを何とか持続させフィニッシュ。
メジャー団体や日本マットでのブレイクを狙い続ける期待の若手なので、チェックしていて損はないでしょう。
中々良い試合。
評価:***1/2