世界のプロレス探検隊

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GCW C.O.S(Cage Of Survival) Review シクロペ&ミエド対山下りな&杉浦透/CoSマッチ! マードック対コロン

GCW C.O.S(Cage Of Survival) 6/5/2022

 

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ロス・マジソス(シクロペ&ミエド・エクストレモ)対山下りな&杉浦透

 


 今やメキシコデスマッチ界の首領となったマジソスが遂に4年半ぶりにUSマットへ登場。身体の張り方、魅せ方、タッグの連携、個々の実力とデスマッチにおいて、やはり世界トップレベルである事を見せつける戦い。

 対する日本勢もダムズ所属とレギュラーなので、実質ダムズ対決。急造タッグに対し、マジソスが連携力を示すも、日本勢もタイトルホルダーであるトップレスラーなだけに、個々の力で盛り返していく形。凶器なしの展開も多く含めた試合展開に、ふんだんに使われた蛍光灯も含め、まさにダムズ直輸入デスマッチ。

 日本ではありがたいことにお馴染みではあるものの、USのファンは嬉しかったに違いない。激しくも清々しい一戦でした。後は、マジソス日本にもお待ちしております。
 好勝負に届かない良試合。
評価:***3/4

 

GCWウルトラヴァイオレント王座戦-ケージ・オブ・サバイバルマッチ
ジョン・ウェイン・マードック(c)対アレックス・コロン

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 長きに渡る抗争もようやく終焉。とはいえ、抗争自体は思った程ハネなかった上、マードックもヒールとして、コロンもフェイスとして余り上手くいっていない、更に今のGCWがストーリーのきっかけだけ作って後はレスラーに丸投げスタイルなので、コントロバーシャルな事が作り出せるタイプではない2人では、中々難しかったところはある。

 しかし、デスマッチレスラーとしては天下一品。現在のシーンのトップランナー2人が激突という方に切り替えていけば、実力通りの結果を残してくれるその様な内容。
スタートから場外蛍光灯トラップへの落下に始まり、蛍光灯にガラスボード、それを用いたトラップを手際良く使用していく展開。

 試合の肝となるスカフォードへの前振りも適宜行い、セットアップは万端。後は各種凶器攻撃に高さを使う攻撃をこれでもかと投入。極め付けは、高所足場から金網天辺のガラスボードを貫通したブレーンバスター。

 これで終わっても良いレベルだったが、これで終わらず、高所足場からの攻撃もおかわりし、トップギアのままフィニッシュ。往年のCoDに匹敵するレベルの熱戦。やっとこのカードに相応しい内容が残りました。好勝負。
評価:****

全体評価:7.5