GCW Tournament Of Survival 7 6/4/2022
1回戦
山下りな対”フッドフット”モー・アトラス
JESUS! Crucifix bomb onto light tubes from Rina Yamashita! @wryyyyna66 #GCWToS7 @GCWrestling_
— Rob (@HeyyImRob) 2022年6月4日
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デスマッチシーンにおけるシンデレラボーイ、ガール対決。オープニングなので、蛍光灯とテンションに身を任せた試合運びは悪くなく、未知との遭遇かつトーナメント一回戦。
無茶はしすぎずとも良い塩梅で身体は張るという良い内容でバランスは取れていた一戦だが、どちらもやられにやられて輝くタイプなので、対女子ならチート級の山下なら圧倒しても無理はないが、対男子だとそうは行かない。そのタイプの壁を打ち破るには至らなかった。最後は、レイザーズ・エッジではなく、ダイナマイト関西直伝スプラッシュ・マウンテンで豪快にフィニッシュ。
平均的良試合。
評価:***1/4
1回戦
ドリュー・パーカー対コール・ラドリック
Drew Parker here with darts & LIGHT TUBE CRUTCHES! Please don’t die #GCWTOS7 pic.twitter.com/5QMwo10SUU
— I Gif All The Wrestling (@Aregularindyfan) 2022年6月4日
Raddy DVD’s Drew Parker through tubes positioned between ladders! #GCWTOS7 pic.twitter.com/mSC1Cudg7P
— I Gif All The Wrestling (@Aregularindyfan) 2022年6月4日
成長著しい若きデスマッチファイター2人が激突。通常形式もドリュー以上にこなし、会場人気もかなり高いラドリックが攻め立て、ドリューも受けながら要所は強く反撃する形。
蛍光灯にドリュー十八番のダーツ、そしてラダーと軽量級の魅力も活かしやすい凶器だったこともこの試合が良い結果になった要因。勢いそのままに楽しくかつ過激に走り切った一戦。VXSの負傷を考えると、ここまで普通に出来るドリューは凄いという他ない。
中々良い試合。
評価:***1/2
準決勝
マット・トレモント対杉浦透
TUBE LARIAT FROM TREMONT! #GCWTOS7 pic.twitter.com/EUgGW0GG4a
— I Gif All The Wrestling (@Aregularindyfan) 2022年6月4日
トレモントは、Nick Gage Invitational 2を制覇したものの、ToSは唯一制覇していない主要デスマッチトーナメント。杉浦の突破力を活かした攻撃を丁寧に受け切り、最後は横綱相撲で返す。日本プロレスにも精通しているトレモントだからこその懐の深さ。
若くして達人の域にいるので、杉浦のアピールとしては、一回戦のマーサー戦以上に優れていたが、トレモントの強さ上手さが、杉浦に最後まで立ち入る隙を与えなかったのは興味深かった。中々良い試合。
評価:***1/2
準決勝
山下りな対ドリュー・パーカー
Top rope splash with light tubes from Rina Yamashita! @wryyyyna66 #GCWToS7 @GCWrestling_
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.@drewparker341 sends Rina Yamashita head-first through a pane of glass!#GCWToS7 @GCWrestling_
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FREEDOMS対大日本の禁断の扉をこじ開けたGCW。
日本では中々観る事の出来ないウルトラレアマッチである。性差は飛び越えて、山下の方が体格もパワーも上なので、山下が押していく展開。通常試合におけるスペックは、全世界のデスマッチレスラーの中でも屈指のレベルなので、試合運びの的確さは目を見張る。ドリューの負傷箇所である脚の傷口を攻撃し、リアクションを上手く引き出す。
対するドリューもパワーアップしているので、攻め手となっても余裕を保ち、見劣りしない。試合形式でいえば、ペインズ・オブ・グラス&ライトチューブス、ガラスと蛍光灯を派手に使用しながら、エルボーの打ち合い等ジャパニーズスタイルのエッセンスを取り入れた上で、決勝への余力を残した形でフィニッシュ。
そもそも1週間前に松葉杖を付いていたドリューが3試合行うのも過酷であるので仕方ないが、このカードはGCW王座戦でもKFC王座戦でもしかるべき場所で再戦して欲しい。その価値がある激戦。
Wifebeater! #GCWToS7 @GCWrestling_
— Rob (@HeyyImRob) 2022年6月4日
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決勝戦-ノー・ロープ・バーブドワイヤー&スカフォード・デスマッチ
ドリュー・パーカー対マット・トレモント
優勝トロフィーは3タイムスウィナー、アレックス・コロンと「Last Resort」使いのオリジナルである伝説の”シック”ニック・モンドが登場し紹介。
ドリューは、故マーカス・クレインのベースボールシャツを着用、トレモントは、シャツは敵対しているが教え子の1人クリス・ブラッドリーのシャツを着用し、満を持しての「Separate Ways」で大仁田魂の有刺鉄線バット片手に登場。
Sick Nick Mondo here to present the #GCWTOS7 Trophy to the winner! pic.twitter.com/1NdqlF6Wbt
— I Gif All The Wrestling (@Aregularindyfan) 2022年6月4日
He kissed the Dream Eater jersey 😭😭😭#GCWToS7 @drewparker341 pic.twitter.com/exI8eyRDJ2
— 𝖆𝖘𝖍 𝖉𝖆𝖇𝖇𝖆𝖙𝖍 (@ashdabbath) 2022年6月4日
人気者のドリューといえども、地元のリビングレジェンドであるトレモント相手では中々歓声は飛ばない。
しかし、なりふり構わず向かっていき、勝負を挑むが、大舞台であり、更にデスマッチトーナメントの決勝におけるマット・トレモントの試合運びの右に出る者はいない為、トレモントの達人の手付きで、あっという間に試合を掌握していたのが印象的。ノーロープ有刺鉄線が、軽量級のドリューに対してはハンデとなる試合形式だったのも要因としてはあるだろう。
.@TremontH2O knows light tubes all too well. #GCWToS7 @GCWrestling_
— Rob (@HeyyImRob) 2022年6月4日
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.@drewparker341 shoves Tremont off the scaffold!#GCWToS7 @GCWrestling_
— Rob (@HeyyImRob) 2022年6月4日
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ただ、蛍光灯にガラスボード、そしてスカフォードからの攻撃と決勝に相応しい上級凶器群を上手く活用し、やられっ放しでは終わらなかったのが、大日本でも頂点を極めたドリューの地力の強さを表していた。中々良い試合。
評価:***1/2
9 nights ago I was rushed off in a hospital and was walking on crutches.
— drew parker ドリュー・パーカー (@drewparker341) 2022年6月5日
Tonight I wrestled 3 deathmatches and captured the TOS7 trophy.
I have too many people to thank. So for now; cheers. pic.twitter.com/Cdmnf7fM5w
全体評価:7.5