JCW March Madnezz 2024 3/10/2024
JCW世界王座戦
マーシャ・スラモヴィッチ(c)対マーカス・マザーズ
王者でありインディ界のトップランナーマーシャがマーカスに胸を貸す構図。しかし、マーカスも持ち前の爆発力に加え、安定感も増しており、この試合は負荷をかけ過ぎない程度にローペースの試合展開の中、ギアを入れ過ぎなくても見せ場を作れることを示した。
半年前とは見違える選手になっており、これからが非常に楽しみである。ギアを入れたら数段階クオリティは上がったとは思うが、JCWでこの後も試合は控えていることから、意図的にペースや強度を抑えていた。
平均的良試合。
評価:***1/4
ETU(Expect The Unexpected Wrestling) Just Gettin' Warm - Year Two Celebration 12/16/2023
ETUキー・トゥ・ザ・イースト王座戦-デスマッチ
マーカス・マザーズ(c)対ケン・ブロードウェイ
マット・トレモントの教え子とアメージング・レッドの教え子によるデスマッチ決戦。人気が高いマザーズがフェイスとして引き込む働きが出来ており、そこに蛍光灯攻撃による大流血でインパクトを倍増。
途中落ち着きかけたが、蛍光灯などの各種凶器を使ったスポットや介入シーンでボリュームアップ。凶器を使う以外のシーンも上手く対応出来ており、そのおかげでクオリティが昇華出来たといっても良いでしょう。
好勝負に届かない良試合。
評価:***3/4
DPW Live 2 4/16/2023
DPWタッグ王座戦-ジャージー・ストリート・ファイト
ヴァイオレンス・イズ・フォーエヴァー(c)(ドミニク・ギャリーニ&ケビン・クー)対マット・トレモント&マーカス・マザーズ
秩序はある方の乱戦。凶器の使い方やスポットの入れ方など30分近いロングマッチになった割には、上手く整頓されており、見やすさはある。マザーズが動ける選手なので、華やかさをプラス出来たのは大きい。
VIFとトレモントだけでは武骨さ満載になっていくところに、アクセントを加える存在になっていた。椅子、ラダー、フォーク、ステープラー、ドアと多彩な凶器が登場し、ノリの良い観客を的確に乗せながら、流血で過激さを表現しつつもデスマッチに寄りすぎない絶妙な塩梅のハードコアを演出。
H2Oのテイストを直輸入。そこに見事に適応するVIFの懐深さも光った。
好勝負に届かない良試合。
評価:***3/4
Beyond Wrestling Heavy Lies The Crown 2023 12/31/2023
IWTVインディペンデント・レスリング世界王座 ショットvsキャリアマッチ
ウォーホース対マーカス・マザーズ
ペイントをせず、コスチュームも変えたウォーホースがヒール調で再始動。ハードヒッティングだけではなく、サブミッションなども駆使した新スタイルもクールで、再ブレイクの予兆は見えている。対するマザーズも活きの良い動きが得意な選手。新生ウォーホースのショーケースではあるものの、マザーズの貢献もあり、良試合となりました。
平均的良試合。
評価:***1/4