WWE NXT #717 1/23/2024
ダスティ・ローズ・タッグ・チーム・クラシック2024準決勝
ブロン・ブレイカー&バロン・コービン対アクシアム&ネイサン・フレイザー
NXT UKからのライバルがタッグを結成。持ち前の機動力、飛翔力で健闘を見せるものの、ブレイカー&コービンの強力タッグが豪快な攻撃を放ち続け凌駕していく試合内容。単なるドミネイトではなく、アクシアム&フレイザーの才能を示し切ったのが、他とは異なるところ。
ヘビー級2人がクルーザー級の2人にしっかりと対応していたのが素晴らしい。ブレイカーは昇格したものの、このタッグを終わらせるのは惜しいと思わせ続けており、コービンの懐の深さ、対応力の高さもそれに拍車を掛けていた。
好勝負。
評価:****
WWE NXT #718 1/30/2024
ダスティ・ローズ・タッグ・チーム・クラシック2024準決勝
トリック・メロ・ギャング(カーメロ・ヘイズ&トリック・ウィリアムズ)対”LWO”ラティーノ・ワールド・オーダー(クルーズ・デル・トロ&ホアキン・ワイルド)
絶賛ストーリー進行中のカーメロ&トリックを差し置いて、主役に躍り出たLWO。中々メインロスターでは出す機会がない実力の高さ、タッグの完成度の高さを如何なく発揮。独創性が高くとにかく画になる連携を披露し、その上個々の実力も発揮。華麗な波状攻撃の数々には、思わず見惚れてしまう。
このレベルでもこういう機会でしか試合をする機会が生まれない修羅の国WWE。逆に言えば少ない機会に1発回答を見せたLWOの2人が本当に凄かった。
好勝負に届かない良試合。
評価:***3/4
WWE NXT #719 2/6/2024
アクシアム&ネイサン・フレイザー対イドリス・エノフェ&マリク・ブレイド
インディレスリングを破壊してしまうハイフライヤータッグ対決。エノフェブレイドはローカルインディーがやっていた様な身体能力特化型の黒人タッグ。一定のレベルでまとまってはいるものの、とにかく動き飛び回るのが魅力。それをNXTでやられるとインディレスラーはたまったものではない。
アクシアム&フレイザーも完成度の違いはあるにしても、同じ土俵で戦う選手達なので、上手く先輩としてリードしながら、華々しい攻防を連発し、粗が出るまでに走り切った。
中々良い試合。
評価:***1/2
イリア・ドラグノフ対ダイジャック
ラフファイトとハードヒッティングが軸。イリアの表現力を引き立たせるダイジャックの豪快な攻撃とヘッドロックパンチや顔面を掻き毟るといった小技の両立が的確。
抗争も繰り広げていただけあり、相性抜群。スタイルも親和性があり、相乗効果を生み出せる関係性。
ハードコア要員になりつつあったダイジャックのレスラースキルを発揮出来るのがイリア。抗争中のゲイシーの介入はあったにせよ、印象に残るインパクト十分なシーンも豊富。通常回には申し分ないほどの熱戦でした。
好勝負に届かない良試合。
評価:***3/4
全体評価:7+