AEW Worlds End 12/3/2023
アンドラーデ・エル・イドロ(w/CJペリー)対ミロ
Tony Khan has confirmed Andrade's contract is up at the end of the year
— Sean Ross Sapp of Fightful.com (@SeanRossSapp) 2023年12月31日
退団する噂が飛び交うアンドラーデが、手を抜いていない様に上手く対応しながら、ペリーの裏切りに遭う普通のアンダーカードマッチでした。
評価:**3/4
クリス・ジェリコ、サミー・ゲバラ、ダービー・アリン&スティング対リッキー・スタークス、ビッグ・ビル&ドン・キャリス・ファミリー(パワーハウス・ホッブス&竹下幸之介)(w/ドン・キャリス)
OH BOY!
— Steve Fall | WrestlingNews.co (@SteveFall) 2023年12月31日
This crowd has turned on Chris Jericho.
There are even NDA chants.#AEW #AEWWorldsEnd pic.twitter.com/k3zmpCVSDx
前日、ジェリコの2019年に契約後即退団をしたカイリー・レイに対するセクハラ疑惑が浮上し、SNSでは大バッシングとなり、この日もジェリコには大ブーイング。様々なワードの非難の声が飛ぶ展開。その為、ただでさえ繋ぎの試合なのに、ますます意味のない試合となってしまう。
スティングのレジェンドパワーで体裁を整える。ただやらないとクロだと認めてしまう事にもなるので、これはやむなし。
評価:**1/2
AEW TNT王座戦-ノーDQマッチ
クリスチャン・ケイジ(c)(w/ニック&シェイナ・ウェイン)対アダム・コープランド
The Patriarch makes a STATEMENT
— All Elite Wrestling (@AEW) 2023年12月31日
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The Waynes causing havoc!
— All Elite Wrestling (@AEW) 2023年12月31日
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Oh boy.
— All Elite Wrestling (@AEW) 2023年12月31日
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Look who’s here to cash in their TNT Title Shot!!!
— All Elite Wrestling (@AEW) 2023年12月31日
KILLSWITCH!
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エジクリ対決第2ラウンドは、コーブランドはWM22のフォーリー戦やONS2006の様なハードコアマッチ仕様のコスチュームで登場し、早速場外戦で圧倒し高所ダイブまで決めていく。
一方のクリスチャンはのらりくらり受けながらも、主導権を握ると凶器攻撃中心に少ない手数でもインパクトは与える反撃を行う達人らしさを披露。竹刀、鉄パイプに加え、彼らの代名詞的椅子、テーブルそしてラダーも投入。セコンドのニック・ウェインも投入させながら勝利を探るクリスチャンに、獰猛さを打ち出し反撃を決めるコープランド。
凶器攻撃メインで激しさを出し、コンディションの良さを示しながら、Unforgiven 2001のフィニッシャーである椅子でのロー・ブローや、ONS2006のシナ対RVDに介入した時の様なテーブル貫通スピアー、WM22対フォーリー戦の様な火炎テーブル葬を思わせるノスタルジックな演出も巧く演出。
結局火炎テーブル葬は上手くいかなかったがニックが受け、そのままコープランドが一度は勝利を奪うも、プレショーでバトルロイヤルを制した元ルチャサウルスことキルスイッチがコープランドを襲撃。その後、無理やり権利をクリスチャンに譲渡し、クリスチャンがあっという間に王座を奪還。
極上のアメリカンプロレスではあるが、WWEでは絶対に見ることが出来なかった世界線の試合。エジクリを真の意味で対等に描き切ったこの内容は、AEWがなければ有り得なかった。決着戦にも期待したい。
文句無しに好勝負。
評価:****1/4
コンチネンタル・クラシック 2023 優勝決定戦(AEWコンチネンタル王座、ROH世界王座&NJPW STRONG無差別級王座戦)
ジョン・モクスリー対エディ・キングストン
There MUST be a winner tonight and these two know it.
— All Elite Wrestling (@AEW) 2023年12月31日
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親友同士の熱い肉弾戦。リスペクトしているジャパニーズ・スタイルに互いのキャラクターである狂犬らしさ、ラフ攻撃を織り交ぜたダーティー・コンバットスタイル。
かつて行った王座戦では、狂気を織り交ぜないとメイン級のカードとしては成立させられなかったが、キングストンが鍛錬を続け、団体での地位を築き上げてきたことで、己の肉体一つでPPV級のビッグマッチを成立させることが出来た。ベストシェイプ、ベストコンディション、ベストマッチ。
ストーリーはなくても、この2人が向き合って、張り合えば、自ずとストーリーが出来上がる。彼らなりの王道と闘魂。余計なものは必要ない。拳と体のぶつかり合いのみ。遂にエディ・キングストンはここまで来た。
熱い激闘の後の試合後の抱擁、マッドカート追悼もどこまで行ってもインディ魂を忘れないことを表現。この2人がいれば、この団体は大丈夫。
文句無しに好勝負。
評価:****1/4
AEW世界王座戦
MJF(c)(w/アダム・コール)対サモア・ジョー
The violence continues from Samoa Joe onto the champion MJF.
— All Elite Wrestling (@AEW) 2023年12月31日
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UNMASKED
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負傷を抱えて、ダメージを表現しながら戦うMJFに、無慈悲なジョーが襲い掛かる。ジョーは淡々とドミネイターとしての仕事を行い、MJFはエンターテイナーとして苦境に立たされたヒーローを演じる。
全快同士の激突ではないので、強度も熱量も伸びて生きづらいが、メインイベントの仕事は遂行出来ている。レフェリー失神やコールの不穏な動きの中、場内騒然とする呆気ないフィニッシュ。そしてまさかというやっぱりかというダブルクロス。2024年の展開が気になる終わり方でした。
まあまあ良い試合。
評価:***1/2
全体評価:7.5+