世界のプロレス探検隊

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新日本プロレス(NJPW) Royal Quest 2 Review FTR対オージー・オープン

新日本プロレス Royal Quest 2 Night 1 10/1/2022
IWGPタッグ選手権試合
FTR(c)(ダックス・ハーウッド&キャッシュ・ウィーラー)対オージー・オープン(カイル・フレッチャー&マーク・デイヴィス)(w/グレート・オーカーン)

youtu.be


 寸分の狂いもない連携の数々。タッグとして動いても完璧。個々で動いても見応え満点。独創性でも基本でも、テクニカルでもエンタメでも勝負出来る。多角的な魅力を示しており、隙はない。

 世界的なスターのFTRはどこにいっても認知度満点だが、今回はイギリス開催でオージーオープンが既に認知されているシチュエーションだったのが功を奏しており、ヒールとしてブーイングを飛ばしたり、声援を飛ばしたりとオージーオープンに対してもリアクションが来ていたのが、この試合のムードを良くした要因。

 タッグとして単に様々な連携、合体技を披露するだけではなく、まだこんな見せ方があるのかと感嘆する様な攻防を連発し、それが全て高品質。それでいて単に美しい試合のみというだけではなく、死闘感を演出する為にダックスとデイヴィスが流血することで色を添えるのも憎い。

 また、マーク・デイヴィスはシングルレスラーとしても活躍していたが、デイヴィスの負傷でタッグが組めない期間に、シングルレスラーとして鍛錬を続けたフレッチャー。フレッチャーのターンでもクオリティが一切落ちなかった所を見ると、その時期が無駄ではなかった事を証明していた。

 あっという間の30分。せっかくならドームでもこのカードのリマッチをやってくれたらと思ってしまう程の一戦でした。

 5スターマッチ。
評価:*****