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H2O Wrestling Torn To Shreds Review ソーヤー・レック対マット・トレモント他

H2O Wrestling Torn To Shreds 12/26/2022

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シャタード・ドリームス、タイペイ・デスマッチ
ジミー・”チョンド”・ライオン対デクラン・グラント

 


 対戦相手のカサノヴァ・ヴァレンタインが欠場し、代打はこの日2試合目のデクラン・グラント。そつなくこなせる上手さを持つデクランと泥臭さが売りのチョンドが上手く噛み合っており、メイン凶器となるタイペイナックルも試合の空気感にピッタリ。

 タイペイナックルの良さを全編通して打ち出しつつ、要所はガラスボードなどの凶器を活用しインパクトを生み出す。洗練されすぎてはないけども、安定感はあるH2Oらしいデスマッチを堪能出来ます。

 中々良い試合。
評価:***1/2

 

ノーロープ・バーブドワイヤー&200ライトチューブス・デスマッチ
ソーヤー・レック対”ファザー”マシュー・トレモント(マット・トレモント)(w/ジェス・モス)

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 ヒールモードのトレモントを引っ張り出してきたこの試合だが、特にヒールプレイは使わず、いつものトレモントのチャレンジマッチ。ソーヤーの蛍光灯攻撃をこれでもかと被弾し、頭部が真っ赤に染まったトレモント。

 度重なる蛍光灯攻撃を受けても「もっと来い!」と叫び続ける狂乱稽古。ソーヤーは、まだ成長途中の選手だが、長身で華があるので、勿論トレモントと蛍光灯にかなりサポートされているとはいえ、トレモントをドミネイトしても他の女子選手よりも説得力が生まれるのは強み。そして200本蛍光灯とノーロープ有刺鉄線という特別な舞台も後押し。デスマッチレスラー人生であっても、特に女子選手は経験出来ない選手の方が多い特別な試合形式を、トップデスマッチレスラーのトレモント相手に体験出来るのは貴重過ぎる体験。

 ソーヤーも奮闘したものの、トレモントの完全サポートが余りにも凄い試合内容。だがこれが将来の最高の糧になる事は明らかである。マット・トレモントのレスラーとしても団体のオーナーとしても他を寄せ付けない素晴らしさがある事を堪能出来る熱戦でした。 
 好勝負に届かない良試合。
評価:***3/4

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全体評価:7